ワイルド・スワン・・・ユン・チアン

発行された当時(1993年)はベストセラーで壮絶な内容であると聞いていた。いつかは読みたいと思いつつ月日が流れた。
病院の本棚に見つけ、システムが整い貸し出しがOKとなりお借りする事にした。

時代設定は大地の子と同じ、第2時世界大戦前後、文化大革命時代。中国が一番悲惨だった頃の著者の曾祖父母、祖父母、両親の苦難の中での生活、これから展開されるであろう著者の進む道が描かれている。

大地の子同様、日本が中国を侵略し、行った様々な行為が読んでいてとても辛い。人間がなぜ同じ人間にこうも残酷な仕打ちが出来るのだろう。戦後の混乱、苦しい生活の為「娘米10キロで売ります」と子供に張り立たせている様子に胸が詰まった。

戦前の中国はきちんとした法制度が存在せず、正義も残虐な刑罰も為政者気の向くまま、権力を握っている役人こそが法律だったらしい。不正と恐怖の渦から抜け出す道は役人になる事、それ以外は悲惨なものであったようだ。それも時代、支配者が変われば立場の逆転が起こる。国民党から共産党に権力が移ろうとしている所を読んでいる。真実なだけにかなり辛い内容である。
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お料理も好きで、エッセーにも載ってますね。祖父と同じ年と月に亡くなり、とても印象に残っています。

そうでしたか。思い出が重なるのですね。エッセイも短編もいいですよね。
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