楽園 下・・・宮部みゆき・・P357 文芸春秋

上を読んだのが昨年の12月、やっと下巻の順番がきた。上の記憶が大分怪しくなっていて、はじめはなかなか頭に入ってこなかったけれど、読み進めている内に、やっと上巻とつながってきた。
やはり上下と言うのは、間を開けて読むのはきついなと感じた。

楽園という題名になかなか結びつかない、娘殺しと言う、やりきれない事件。段々・・・フリーラーター前畑滋子の地道な努力によって、真相が見えてくる。
なぜ土井崎茜は両親に殺されたのか・・・なんとも衝撃的な事実が母親の口から語られる事になる。

「楽園」人々が求める楽園は、常にあらかじめ失われていたのだ。それでも人は幸せを求め、確かにそれを手にすることがある。・・・・ある時必ず。己の楽園を見出すのだ。たとえほんのひとときであろうとも。

著者宮部さんが、模倣犯を執筆中に見た夢が、この楽園のベースとなっているそうだ。自分に姉がいて、自分の知らぬ間に殺されて、死体が床下に埋められている。現実にもお姉さんがいるそうで、お姉さんに話しに苦笑いしたそう。でもあまり鮮明な夢だったので、メモにとっておいたそう。月日が流れ・・・・
どんな事で、小説が生み出されるのかわからない。だから面白いのだろう。

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