花の闇 隅田川御用帳・・・藤原緋沙子・・P315 廣済堂文庫

「雁の宿」に続く第2作。

前作に引き続き、素浪人塙十四郎と橘屋の女将お登勢が、愛憎に渦巻く闇の中の事件を人情深さと、鋭い刀捌きで見事に解決していく。

勧善懲悪の世界は読んでいて気持ちがいいが、これでやっと幸せが訪れる、と言うところで、武家の妻としてのけじめとして自害していく様子は、時代とはいえ切なくなる。

4つの事件からなる今回の御用帳、3作目の「蛍籠」も楽しみ。
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