魂萌え!・・・桐野夏生・・P477 毎日新聞社
毎日新聞に2004年1月5日から12月28日まで連載された。婦人公論文芸賞受賞。
ドラマ化・映画化もされた作品で話題性があったので、予約してお借りした。
59才の若さで夫に先立たれた敏子。葬儀のあとで夫の携帯電話にかかってきた、1本の電話で知らなかった夫のもう一つの顔を知る事となる。アメリカに行っていた息子一家が戻り、同居を迫ったりとまだ夫を亡くした傷の癒えていない敏子に沢山の問題が降りかかる。
そこで考えたプチ家出、でもそれも穏やかな物とはなからなかった。
生前夫が通っていた蕎麦打ち教室の仲間とのかかわり、高校時代からの友人3人との時にはどろどろとしてしまう仲。59才と言うちょっと中途半端な年齢ゆえに自分をどうしていいか分らない敏子。息子夫婦との問題、遺産、夫の過去・・敏子はどう乗り越えて行くのか、超がつくほども真面目な主婦・・が変身していく様子がなんともせつなくも感じえられる。近い将来の自分を少し重ねて読んでしまった。
ドラマ化・映画化もされた作品で話題性があったので、予約してお借りした。
59才の若さで夫に先立たれた敏子。葬儀のあとで夫の携帯電話にかかってきた、1本の電話で知らなかった夫のもう一つの顔を知る事となる。アメリカに行っていた息子一家が戻り、同居を迫ったりとまだ夫を亡くした傷の癒えていない敏子に沢山の問題が降りかかる。
そこで考えたプチ家出、でもそれも穏やかな物とはなからなかった。
生前夫が通っていた蕎麦打ち教室の仲間とのかかわり、高校時代からの友人3人との時にはどろどろとしてしまう仲。59才と言うちょっと中途半端な年齢ゆえに自分をどうしていいか分らない敏子。息子夫婦との問題、遺産、夫の過去・・敏子はどう乗り越えて行くのか、超がつくほども真面目な主婦・・が変身していく様子がなんともせつなくも感じえられる。近い将来の自分を少し重ねて読んでしまった。
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