密告・・・真保裕一・・P570 講談社文庫

病院の本棚にあった文庫本、かなりの厚さだけれど、初めての著者、ぱらぱらとめくったら、なかなかスリリングなようで挑戦!とお借りした。

「イン☆ポケット」の1996年4月号から1997年の10月号に掲載された。

解説にもあるように、上司にあらぬ疑いをかけられたヒラの警察官が、自分への疑いをはらずべく、闇の組織に迫るハードボイルド小説。

かつて射撃の選手として共にオリンピックを目指していた、ライバルでもある上司が起こした不祥事を密告する事で、上司は一歩手前で代表決定戦に出られなくなる。
ある日その上司が接待を受ける場面を、別な人から別な件で頼まれた尾行の途中で目撃してしまう。上司は尾行を感じ取り、もう1人の誰かの尾行もあり、その謎の人物により新聞社へ情報が渡り、記事となる。過去を思い出した上司はヒラ警察官、萱野の密告だと決め付ける。それが署内にも広がり、様々な事情を持つそんな社会の中では浮いた存在になっていく。

現実にもある警察内のスキャンダル、それがいくつにも絡まり、全てのはけ口が萱野に集中していく。何とか自分の身の潔白を晴らそうと、摸索していくが、陰の何かしらの動きで窮地に立たされる。やがて1人の協力者を得て・・・

警察と政治家の癒着、暴力団とのかかわり、現実問題として考えると恐ろしいけれど、その世界の本当はどうなんだろう。陥れられ、やがて抹殺されそうになる。ハードな内容だったけれど、読み応えがあった。
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