決闘の辻・・・藤沢周平・・P333 講談社文庫

新装版 藤沢版剣客記

二天の窟:宮本武蔵 死闘:神子上典膳 夜明けの月影:柳生但馬の守宗矩
師弟剣:諸岡1羽斎と弟子達 飛ぶ猿:愛洲移香斎
の5編からなる。

死を賭けて得た剣名・生を捨てて得た剣技がそれぞれに描かれている。
負けるわけにはいかない、宮本武蔵の晩年の心境と、卑劣な思いと鮮やかに描かれている他、師の後継を争う決闘、野心の為の、あだ討ちとなるだろう死闘が見事に描かれている。息を呑むほどの緊迫感が伝わってくる。

師弟剣の舞台が地元近く、知った地名が出てくるので余計に楽しめた。すぐ近くを流れる川の下流でかつてあったことなのだろうか、当時に思いを馳せ、師への忠誠心の強さを感じた。
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