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けい

  • Author:けい
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天狗風・・・宮部みゆき・・P474 新人物往来社

副題・霊験お初捕物控〈二〉

久しぶりに図書館で見つけた宮部作品の大好きな江戸物、かなりの厚さ・・どうしよう?でも見つけてしまったら読まないわけにいかないな、とお借りした。

厚さなど関係ないぐらい、どんどん話に引き込まれてしまう。
奇妙な霊感ををもつ、岡っ引きの六蔵の妹のお初、その為に兄のお役目の上で時折、役に立つ事もあった。これはお初のために秘密にしておこうとしていた六蔵と妻のおよし、でも隠し事はいつかは露見してしまうので・・・・流れ流れてお奉行様の耳にそして興味を持つこととなる。

そんなある日、1人の娘が忽然と姿を消した。もうすぐ浅草の料理屋に縁付く事が決まっていた下駄屋の一人娘おあき。
父親の仕事道具をいとおしく見ていたおあきをみかけた父親政吉、2人が見た偶然同じ夢の話を始める。政吉はそこで告げられた「お前は娘を殺める(あやめる)」の言葉がふと浮かび・・のみを振り上げ・・その時おあきがあけようとしてた雨戸の隙間から入ってきた朝の光で刺すことが出来なかった。
真紅に染まった異様な朝焼けに、驚いていると、いきなり強い風が吹いてやんだ時にはおあきが消えていた。
それから2人の娘が似たような状況で消えてしまった。

いよいよお初の出番である。
算学の道場に通う右京之介とともに、忽然と姿を消した娘たちの行方を追うことなるが、なかなかこれが難題。闇に響く謎の声や観音様の姿を借りたもののけに翻弄されてしまう。偶然正体の分かった猫の鉄の知恵を借りて(お初しか鉄の声は聞こえない)その仲間の和尚などの協力で解決の糸口が見えてくる・・・

神隠し・かどわかし、その正体は。
ハッピーエンドは嬉しいけれど・・おあきの失踪を自分が殺したと言って自害した父政吉・・それを知ったお秋は悲しかっただろう。
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