世界でたったひとりの子・・・アレックス・シアラー・P425 竹書房

訳者はいつもの金原瑞人さん。SF小説で図書館新刊コーナーで見つけた。とても綺麗だから初めに読めたかな?

時代が過ぎて、歳を取らない薬が開発されて、人々は100歳を超えてもまだ、薬を飲み始めた頃から変わらない。
そのためか、体に変調をきたし、出生率がどんどん減って、街から本当の子供がどんどん減っていく。一見子供に見える子達も、永遠に子供にならないPP(ピーターパン・)の治療を受けて、実際ははるかに歳を重ねている。これは違法だけれど、子供に恵まれない夫婦には擬似子供を体験する事が出来て喜ばれる。

タリンは本当の子供、賭けで勝ったディートに貰われて、子供のいない家に行っては擬似親子を体験させられている。決して喜んでする事ではなく、まるで貸し出されるペットのように。自由を持つ事が出来ない、なぜならそれによって大金を稼ぎ出せるので、誘拐しようと多くの大人が狙っているから。ディートはあくまでもお金が目的でタリンを育て?様々な手段を使ってはタリンを振り回す。

「はるか遠くに緑の土地がある。いつの日か、あの場所に行こう」
この言葉がいつも頭にある、自分の親も生まれたところも分からない、でもこの言葉が頭から離れない。

現実から抜け出したい、いつまでも子供でいるのは嫌、大人になりたい。このタリンの思いは叶うのか。

憂鬱な思いで読み進めていたが、意外な結末にホッとさせられる。不老長寿、不老不死・・・人間は自然が一番、そう強く思えた1冊だった。
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