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けい

  • Author:けい
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コーラ・ベビー・・・長山淳哉・・P260

副題は「あるカミネ油症患者の半生」であとがきでは小説と書いてあるので、カテゴリーは小説にしたが、主人公となった、矢野トヨコさんと忠義さんの考えや記憶の基づいて書かれていてノンフィクションに近いと思う。

なんとなく記憶の中にあった「カミネ油症」と言う言葉、コーラベビーと言う言葉に引き寄せられるように、新刊コーナーで手に取りお借りしてきた。
「コーラ・ベービー」油症の患者からは『胎児性油症患児』と言われる普通の赤ちゃんより皮膚の色が濃い赤ちゃんが産まれ、そう呼ばれた。

カネミ油症は1968年頃から福岡県、長崎県を中心として西日本一帯で中毒患者が急増したライスオイルの食中毒事件だ。ニキビ様の吹き出物、目やに、皮膚の色素沈着、粘膜の色素沈着・・・など多くの症状があり、特にニキビ様の吹き出物は重症でその痛ましい外見からこの中毒を奇病と言わしめたそうだ。当時はPCBが原因とされていた。

読んで行くうちに、当時は考えも及ばなかった、ダイオキシンが原因と言う事が分かったきた。

住まいから20キロ弱の所にダイオキシンが大量に発生、地中にも沁み込んだであろうという、焼却場があった。厳重に鉄の壁で囲まれた煙突・施設が取り壊されたのは数年前。その後、因果関係ははっきりしないが、その近くに住んでいた知り合いが続けて3人、胃がんの為に亡くなった。それほどのものが、直接摂取する食品に大量に混入したと思うと恐ろしい。

同じ病に苦しみながら訴訟を起したが、それぞれの認定された原告の思いが同じでない事も、知る事が出来たし、患者に向けられる、「金目当ての裁判」と言う言葉は辛かった。
同じ認定患者同士の意思の疎通が上手くいかなかったり、行政の曖昧な態度、仮執行金の中からの弁護団の無断引き出し等、代表として働いていたトヨコには辛い日々の連続だった。読んでいてもそれぞれの思惑、考えの違いに唖然として言葉がなく、かなり辛い文章の連続だった。

それでも尚、力強く生きるトヨコ夫妻には心から応援したい。
自分自身、知らない事が多い事も知らされたし、知るべき事も多いと痛感させられた。
一度読んだだけでは、読みきれないし、感想を書くにあたっても中途半端なようで心苦しい。
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お尻がやばいコトになってます

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