長崎ぶらぶら節・・・なかにし礼・・P291

お借りする本を探していたら、聞き覚えのある文字が目に飛び込んだ。なかにし礼さんの作品は「赤い月」についで二作品目。吉永小百合さん主演で映像化されている。それで印象に残っていたのだろう。

実話に近いが、脚色する事によって物語としてとても興味深いものとして仕上がっていると思う。
あまり触れる事の無い芸者や舞妓の世界。その中に身を置く「愛八」を主人公としてその生涯を綴っている。

宵越しのお金は持たないと、貰ったお金は可哀想な花売りの少女の花を全部買ってあげたり、着物は季節毎に質入して、また季節に出すと言う、竹を割ったような性格は同性としても気持ちがいいほど。自分の分身に思える元花売り娘が舞妓になった後に、肺病を患ったとき、全てを注ぎ込み、全身全霊をかけて全快させてあげる。愛八の最期は電気・水道も止められ、何もない部屋が残されてたと言う。一途な思いはどこから来るのだろう。

長崎の方言は随所に入るが、とても温かい響きである。「あなた」に代わる「おうち」と言う言葉がとても印象に残った。
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