プロフィール

けい

  • Author:けい
  • 読書が大好き。
    今年は何ページ読めるか、挑戦です。

    荒らしのためコメントは承認後紹介させて頂きます。

カレンダー

06 | 2007/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ようこそ・・


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


ブログ内検索

変身・・・東野圭吾・・P287 講談社

移植手術は無事に成功した。頭を銃で撃ちぬかれた成瀬純一は、ドナーが見つかり、損傷した脳の一部が移植され、目を覚ました。

順調な回復に思えていたけれど、純一自身、自分の考え、行動など、違和感を覚える。恋人の恵と会っていても、昔のような感情が沸かないし、画家を夢見て描いていた絵も筆が進まないどころか、恵も驚く位の稚拙な絵になっていた。
純一の頭の中で何が起こっているのだろう?
移植を担当したチームは通り一遍の事しか言わないし、違和感が段々募り、今までになかった凶暴性も出始める。自分がどんどん崩壊していくと恐怖にかれれる純一はとうとう・・・

彼の脳に何があったのだろう。
脳死が人の死として認められ、脳死でなくては出来ない、心臓など、臓器移植が行われるようになってきた。医学が発達する事で、こういう状況が認められていくのかは分らないけれど、物語の中では、もっと上の何かしらの組織によっての実験であるように読める文章が出てくる。

少し自分を取り戻した純一のとった行動は・・
今後を考えると、ぞっとした話でもある。

夏休みの宿題の読書感想文で次男はカフカの変身を読んでいる。それは確か虫になってしまったのだったか。いずれ読んで見たいと思う。
スポンサーサイト

香水 パフューム・・・パトリック・ジュースキントン・・P341

副題:ある人殺しの物語

ネットのお仲間が、映画化は観られなくて本を読み出したと書かれていた。つい興味をもってしまい、原作を早速検索、予約してお借りした。

全世界1500万部のベストセラーになったそう。

舞台は18世紀のフランスのパリ。消えてしまったかもしれなかった命が、彼の生命力か、泣き声を上げて、生き延びる事が出来る。しかし母親は、見殺しにしかけたと言う事で、殺されてしまい、孤児となってしまった。

幼い頃から、働かざるを得ない、グルヌイユ・・・子供らしくなく、たんたんと生きる、そんな子だった。
ある日、香りという物に興味を持ち、そして自分自身に香り(体臭)がないことにも気がつく。
皮なめしと言う一番底辺での仕事を、苦にすることなくしていくある日、香水の調合と言う仕事を知り、彼の才能が発揮される。香りを嗅ぐだけで、何を調合してるか分ってしまう。どんどん突き詰めていく事で、手に入れたい物は手に入れる・・・それは恐ろしい殺人の始まりでもあった。

グルヌイユの短い一生、彼なりに満足だったのだろうか?何とも言えない思いで読み終えた。

コールドゲーム・・・荻原浩・・P376 講談社

校庭に転がる白球の装丁。でも内容はかなり重たい。

渡辺光也は高3で、部活を引退、進学について考える大事な時期。
そんなある日、小中と一緒だった山岸亮太から呼び出しを受ける。北中時代の友達の上村弘樹が襲われて、鎖骨骨折と言う重症となったと。

犯人は・・・2人で考えて思いついたのが、中学時代いじめにあっていた、広吉剛史。かなりのいじめにあっていたけど、おとなしくてやられる一方だった。そんな広吉の仕返しではないかと思える事が次々と起こる。

ある日、清水郡平が飛び降りて、病院に運ばれるが、亡くなってしまう。彼も光也と亮太と広吉の報復を恐れていた1人だったが、警察の調べで自殺として片付けられてしまう。葬儀の後に手分けして、北中時代の同級生を集めた同窓会を開く事にする。身の回りに起きた事が・・流していたけれど、仕返しとも思える事が次々と明らかにされる。

一覧にしていくと・・クラス名簿に沿っていることが少しずつ見えてくる。次に襲われだろうと思われる元同級生が恐怖に・・。

広吉のその後を知る人物も突き止め、広吉の今の様子が段々見えてくる。中学時代の面影がなくて・・・今や親も止める事の出来ない凶暴性を身に付けていると噂が広がる。

最後に分る真実が・・・かなり衝撃的だ。いじめ・・仕返しをする事が出来るのか・・なんとも言えない結末にショックを受けた。

コールドゲーム・・最後の出来事を光也の引退した部活の野球のゲームに例えて、光也が思う状況の流れを野球用語で表現している。

淋しい狩人・・・宮部みゆき・・264 新潮社

久々に読んだ宮部さんの作品

小説新潮に1991年6月から1993年6月まで断続的に連載されたものに加筆訂正してまとめた1冊。

荒川土手下にある、田村書店は古本専門で、イワさんこと岩本末吉と週末は孫の稔が手伝いに来てくれる、小さな書店。(バイトも数名)

六月は名ばかり・黙って逝った・詫びない年月・うそつき喇叭・歪んだ鏡・淋しい狩人の6篇からなっているが、それぞれがかなり訳ありで、イワさんと稔が問題を解決・・・イワさんの優しさ、稔の機転、心温まる、そんな話が詰まっている。

夏目家の糠みそ・・・半藤末利子・・P249 PHP研究所

夏目漱石のお孫さんである、著者。夏目漱石没後両親が結婚したので、漱石との生活を送ることはできなかったけれど、祖母の鏡子や母親の筆子から聞いた話も交えての思い出が書かれている。

「食は文学にあり」と言う番組で漱石と鴎外が当時何を食べていたか、それを再現、ゲストが食べると言う内容だった。しかし・・・特別美食家ではなかった漱石。唯一の楽しみだった、お店は今はないので、ふと思い出したのが糠みそ。江戸時代から受け継がれた、夏目家の糠みそなので、漱石も食べたはずと紹介される事にしたそう。それが本のタイトルになっている。

ご近所さんとのお話、竹下景子さん宅からの牡蠣鍋パーティのご招待など、ちょっと興味深いお話も交えて、楽しく読む事ができた。

マイウエイ・・・太田正博・・P205 小学館

副題:認知症と明るく生きる「私の方法」・・太田さんサポーターズ共編

「私はバリバリの認知症です」と言う本を書かれているそう。
52歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症。その後3年間の休職ののち退職。在職中に元上司であった川原氏の下に転勤となる。仕事に支障が出始めて川原氏の勧めで「すざきクリニック」を受診。そこで病名が分る。

そこから現在に至る経過を太田氏のインタビューや講演会でも発言を基に、主治医の須崎弘之医師、作業療法士の上村真紀氏とともに文章にまとめたものだそう。太田氏の言葉で綴られ、間に須崎医師、上村氏・川原氏・太田氏の妻の、その時の思いが書かれている。太田氏との思いの違いも比較できて、認知症から起きる様々な症状を知る事が出来る。今までの太田氏の性格が幸いしてか、かなり病的には深刻であるけれど、イキイキと過ごす様子はなんともいえない。見守る全ての方々の親身になっての様子が温かい。

須崎医師・上村療法士と3人でインタビュー形式の講演を行っているそうで笑いあり涙あり。
いつ誰が初症するか分らない病気、自分がと思うととても怖いし悲しくなるけれど、自分・家族がと言う時の、心構えとしてのアドバイスにもなっている。

ピンク・バス・・・角田光代・・P182 福武書店

ピンク・バスと昨夜はたくさん夢を見たの2編が掲載されいている。

ピンク・バス・・かなり謎めいて・・でも正直よくわからなかった。サエコとタクジの間に新しい命が宿る。サエコはとても喜ぶがタクジの反応の弱さにがっかりするサエコ。ある日見知らぬ女性がやってくる。タクジの姉だと言う。とても変わった女性で、家族からも浮いた存在で、家族から離れていたので知る事がなかった。姉と言うのだから姉なのだろうけど、何1つ出来ないし、子供が出来たと告げても「気持ちが悪い」と言われる始末。2~3日の滞在のはずがなかなか帰らないし、その上「ピンク・バス」を待っていると言う。
ある日公園で・・見かけたピンク・バス姉はそれに乗っていってしまうのか。
ちょっと私には理解しづらいないようだった。
2作目も同様・・・

あの日にドライブ・・・荻原浩・・P294

黄色いタクシーの写真が装丁になっている。
今の時代を象徴しているような内容に、苦笑の連続だった。
一流の銀行に就職したはずだった主人公。でも上司との折り合いが悪く、言わなくていい一言の為に退職をせざるを得なくなる。上手くかわせば良かった事なのに、口に出てしまった一言、それが彼の人生を少し狂わしてしまう。そこで見つけた次の仕事がタクシードライバー。ドライバーをしつつ学んでスキルアップ、次の仕事の為と頑張るつもりが、厳しいタクシー会社のノルマや、人間関係、思ったようにお客さんが取れず焦ったり。奥さんとの仲もいつしか怪しくなっていく。家族も心なしかよそよそしくなって、家庭でも浮いた存在に。

ふとした同僚の言葉がきっかけで、お客さんをつかまえるコツを少しずつ覚えることで、成績も上がり始めて、自分なりの工夫をする余裕も出てきて、何かを感じる・・。

そんなある日、乗せた客は・・元上司。かなり酔っ払っていて、行き先を聞いてもあやふやで、分っていながらもあえて、同じ地名の別な所へとタクシーを走らす。彼なりに何かがそこで吹っ切れる。

サラリーマン世界の哀しさがなんとも言えない。弱弱しさが感じられた、主人公がやがて逞しくなっていく過程が楽しめる。最後は逆転満塁ホームラン?主人公のこれからが少し明るくなっていくのでは?そんな兆しを感じる。

あの日にドライブ・・・荻原浩・・P294

黄色いタクシーの写真が装丁になっている。
今の時代を象徴しているような内容に、苦笑の連続だった。
一流の銀行に就職したはずだった主人公。でも上司との折り合いが悪く、言わなくていい一言の為に退職をせざるを得なくなる。上手くかわせば良かった事なのに、口に出てしまった一言、それが彼の人生を少し狂わしてしまう。そこで見つけた次の仕事がタクシードライバー。ドライバーをしつつ学んでスキルアップ、次の仕事の為と頑張るつもりが、厳しいタクシー会社のノルマや、人間関係、思ったようにお客さんが取れず焦ったり。奥さんとの仲もいつしか怪しくなっていく。家族も心なしかよそよそしくなって、家庭でも浮いた存在に。

ふとした同僚の言葉がきっかけで、お客さんをつかまえるコツを少しずつ覚えることで、成績も上がり始めて、自分なりの工夫をする余裕も出てきて、何かを感じる・・。

そんなある日、乗せた客は・・元上司。かなり酔っ払っていて、行き先を聞いてもあやふやで、分っていながらもあえて、同じ地名の別な所へとタクシーを走らす。彼なりに何かがそこで吹っ切れる。

サラリーマン世界の哀しさがなんとも言えない。弱弱しさが感じられた、主人公がやがて逞しくなっていく過程が楽しめる。最後は逆転満塁ホームラン?主人公のこれからが少し明るくなっていくのでは?そんな兆しを感じる。

とらたん@メール・・・とらた TORATA・・ P143 文芸社 

新しいジャンルのなるのか?
とらたさんが誰かに送るメールが紹介されいてる。
社会人として仕事をしていたけれど、仕事上での人間関係に疲れて、心を痛めてしまい、仕事を辞める事に。
そんな自分をメールで紹介する形を取る。

こういう形で、とらたさんが「俺はこの世でもちゃんと存在している」と言う事を訴えている。心に病を持つのは「誰でもかかるかも知れない病気である」誰にでも気軽に相談出来る、優しい社会となるようにと、世の中の人に送るメッセージ。
 | HOME |  ▲ page top