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けい

  • Author:けい
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密告・・・真保裕一・・P570 講談社文庫

病院の本棚にあった文庫本、かなりの厚さだけれど、初めての著者、ぱらぱらとめくったら、なかなかスリリングなようで挑戦!とお借りした。

「イン☆ポケット」の1996年4月号から1997年の10月号に掲載された。

解説にもあるように、上司にあらぬ疑いをかけられたヒラの警察官が、自分への疑いをはらずべく、闇の組織に迫るハードボイルド小説。

かつて射撃の選手として共にオリンピックを目指していた、ライバルでもある上司が起こした不祥事を密告する事で、上司は一歩手前で代表決定戦に出られなくなる。
ある日その上司が接待を受ける場面を、別な人から別な件で頼まれた尾行の途中で目撃してしまう。上司は尾行を感じ取り、もう1人の誰かの尾行もあり、その謎の人物により新聞社へ情報が渡り、記事となる。過去を思い出した上司はヒラ警察官、萱野の密告だと決め付ける。それが署内にも広がり、様々な事情を持つそんな社会の中では浮いた存在になっていく。

現実にもある警察内のスキャンダル、それがいくつにも絡まり、全てのはけ口が萱野に集中していく。何とか自分の身の潔白を晴らそうと、摸索していくが、陰の何かしらの動きで窮地に立たされる。やがて1人の協力者を得て・・・

警察と政治家の癒着、暴力団とのかかわり、現実問題として考えると恐ろしいけれど、その世界の本当はどうなんだろう。陥れられ、やがて抹殺されそうになる。ハードな内容だったけれど、読み応えがあった。
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なかよし小鳩組・・・荻原浩・・P318 集英社

実はこの作品を前回書いた本より先に読んだ。荻原氏の違う本を読んで見たくて、図書館で探した。ピンクの表紙には必死に走る犬と、後ろから、ストップウォチと飲物を持って、笑顔で着いて行く一回り小さな犬のイラスト。題名も可愛いし、惹かれてお借りする事にした。

読み出して、「オロロ畑でつかまえて」の続編という事が分った。
読む順番は逆だったが、内容的には問題はなかった。

ユニバーサル広告社には相変わらず閑古鳥が鳴いている。そんな所に、帝国エージェンシーからの下請けの仕事が入った。企業イメージ向上戦略:CI(コーポレート・アイデンティティ)の依頼だ。
社名は「小鳩組」・・・なんだかおかしい。

組・・それはなんと暴力団のイメージアップ。
会社組織化されたといっても、それはその筋の人達の集まり、上手く渡り合っていく、それなりの覚悟が必要だ。

思いがけない提案を組長が受けてくれる。そんなどたばた劇が面白おかしく・・時にはピリピリと描かれている。
意外な発想が・・また楽しめる続編である。

オロロ畑でつかまえて・・・荻原浩・・P224 集英社

荻原浩さんの第一作目。第10回小説すばる新人賞受賞作品。

小さな広告代理店、ユニバーサル広告社を舞台に話が展開していく。経営状態は最悪で・・持ち上がった企画も通らずに他社に取られて、途方にくれていた。

一方過疎化に悩む、奥羽山脈の一角、日本最後の秘境と言われる大牛山の山麓にある寒村、牛穴村の青年会は、何か村おこしは出来ないかと考えていた。かき集めた500万ちょっとのお金で頼む事は出来ないかと、村を代表して、東京の大学に通った事のある米田慎一と「いつかはこの村を出る」と酔っては口にする村山悟を伴って、慎一の大学時代の友人が勤める東京の「帝国エージェンシー」という広告代理店に向う。
案の定軽くあしらわれて・・ひょんなことから、この会社に企画を取られてしまっていた、ユニバーサル広告社と出会う。

広告社の石井社長始め、話の中心となる杉山、グラフィックデザイナーの村崎が牛穴村へヒヤリングに出かける。

事前調査、企画、実行とその都度横文字の説明があるのが、専門的で面白い。でも・・・内容が伴っていないのが、低迷している理由のユニバーサル広告社である。

どんな企画で村おこしをするのか・・
村人も沢山登場して、マスコミも引きずり込んでの大騒動。
最後は意外な展開に・・笑ってしまう。

一番初めに読んだ著者の作品「明日への記憶」とはかなり違う作風だけど、コミカルな作品で楽しく読む事ができた。

うつくしい子ども・・・石田衣良・・P272 文藝春秋

私が好きな著者を同じに好きな方が、他の著者の本を読むとしたらとあげられていた方。
ネットのお仲間のブログでも紹介されていたので、お借りしようとしたら、その本は貸し出し中、予約を入れて、まずは導入、読みやすそうなタイトルを選んだ。

場所は架空だけれど、他の地名や霞ヶ浦などが出てきて・・常陸県・・どうも私が住んでる県が舞台のようだ。

夢見山中2年生の三村幹生が主人公。にきびのために少し肌に凹凸が出来てしまい、付けられてしまったあだ名が「ジャガ」、植物が好きで・・随所に野草の名前が出てくる。心優しい少年が故、いじめられる事もあるけれど、平凡な中学生だった。

そんな夢見山で起きた少女誘拐殺人事件。

ここでびっくりした。
前まで読んでいた本と、偶然同じ内容になるなんて。
犯人は・・幹生の弟だった。そこから家族の苦悩の日々が始まる。

耐える幹生、支える友達、固い友情で結ばれた3人によって、ある事実が分ってくる。
弟をコントロールした相手がいた。しかも父親は・・

2冊続けての、思いテーマ、作風と表現の仕方か今回の本の方が真に迫ると言う感じは抑え目だったけれど、周りの容赦ない対応、過激なマスコミと、作り上げてしまう報道などなどがよく描かれている。
実際起きている事件がある訳で、こういう事が繰り返されているのだろう。なんともやるせない思いになるのは・・身内ではないからなのかもしれないと反省もする。

手紙・・・東野圭吾・・P355 毎日新聞社

毎日新聞の日曜版に、2001年7月1日~2002年10月27日まで連載されていたそうだ。取っていたのに・・新聞の連載を読んだ事がなくて、知らなかった。
でも知っていたら、1週間が待ち遠しくて大変だったかも。

東野さんの作品はどんどんと引き込まれて・・先を先を知りたくなってしまう。
昨年の11月に映画化されたそうだ。
他の作品同様、人物設定や、職業、違う面が多いけど、伝えたい事はそのままだったのだと思う。

犯罪者の家族となった苦悩が綴られる。世間の目は犯罪者以上に(犯罪者は隔絶されているので)世間に晒されて、生活の全てが犠牲となる。良き理解者となってくれた女性が出来て、やがて家庭を持って子供が生まれる。でもその娘まで「犯罪者の姪」とのレッテルが貼られる。被害者のご家族も想像出来ない位の辛さがあるだろう。

それと比べるのはきっとおかしいのだろう。表現するのは難しいけれど、その犯罪者の家族もどん底に落とされる。

謝罪の思いで被害者家族に宛てた、犯人からの手紙は被害者の家族にとっては苦痛であると言う事も描かれている。良かれと思う事が全く逆となる。

色々と考えさせられる本だった。

最期の贈り物・・・中島久美子・・P234 学陽書房

介護小説と言う新しいカテゴリー追加しました。
本の題名の脇に添えられた文字でした。

その名の通り、今介護の問題は避けて通る事が出来ないようになってきた。我が家でも母が、若干の介護を必要としている。でもそれは身体的なもので、この内容とは少し異なる。この本に登場するのはアルツハイマー型認知症の患者さんで、は家族に肉体的にも精神的にも家族が追い詰められて、家庭崩壊の一歩手前まで進んでしまうほど凄まじい。母も思うように動けないもどかしさから、家族(兄夫婦)には多大な苦労をかけてることを思うと、なんとも辛い内容だった。

学生から慕われていた名誉教授だった、徹三がある日ずぶ濡れで、警察官に付き添われて自宅に帰る。それがアルツハイマー型認知症が現れ始めた時だった。いつものように出掛けるが、途中であたりの景色が全く知らないものになってしまう。今までの記憶がふとした瞬間に消えていってしまう。
嫁である奈津子は驚き、夫であり徹三の息子でもある真也に訴えるが、仕事が忙しいと、その話題になると露骨に嫌な顔をする。
孫娘の香子(きょうこ)は祖父の面倒を見る母親がどんどん変わっていく様子に驚く。

徘徊が始まり・・壮絶な介護が始まるが、徹三の娘玲子から心無い言葉を浴びせされ、夫の真也はますます不機嫌になる。
優しかった志津子の心がどんどん蝕まれ・・・

そんな状況を見ていた香子がある老人の家を友人と見つける。グループホーム「紫苑の里」だった。認知症に人達を尊重して、それぞれの方にあった仕事を(家事など)をしてもらいつつ、共に生活をしていく。そこで出会った職員、老人達とのかかわりで徹三は変化を見せていく。
でも・・いい事ばかりではないし、事件も起こる。

最期の贈り物・・それは終の棲家となる・・紫苑の里。穏やかな最期が、尖っていた家族をかえていく。
色々と考えさせられる本だった。

賢者はベンチで思索する・・・近藤史恵・・P280 文藝春秋

にわか大根の続いての2作目。前回は時代小説だったが、今回の作品は現代小説、ミステリーになるのだろうか。別冊文藝春秋2004年5.7.9.11月、2005年1月号に掲載されたものを一冊にまとめてある。
なので章と章の間に改めての紹介文がでて来るのは目をつぶり。

服飾の専門学校は出たけれど・・それにあった仕事が見つからず、ファミレス・ロンドでアルバイトをしている久里子。バイト先の仲間美晴に頼まれて、子犬を飼うことを渋々承諾させられる。ところが一番気になっていた両親があっさりOKを出すので面食らってしまう。

いざ、引き取ろうとした時・・その犬は突然の病で死んでしまい、がっかりして・・吸えないタバコをくわえて公園のベンチへ。
久里子に声をかけてきたのは、ロンドのお客様でもある老人だった。

なぜか公園では話が出来るのに、ロンドでは全く会話が成立しないのが不思議でならない久里子。
犬を飼うつもりになっていた両親は、我慢できず、保健所から雑種を引き取ってきた。

「アン」と名づけられた犬によって生活が変わっていく。
浪人を続ける弟の不審な夜の行動、犬の不幸な死体が発見され始める。
やがてそれはアンを苦しめる事となる。

公園で出会うその老人は、久里子の良き相談相手、何かしらその訳を調べてくれる事になる。とうとう家に招かれたり、孫の役目をさせられたり。

そんなある日、またその街で事件が起きた。少年の誘拐事件。どうもその老人が絡んでいるらしい。久里子と老人との中でやり取りで・・・
なぜいつも同じ席で2時間もコーヒーを飲んでいたか、誘拐の真相も分ってくる。

途中気になった・・弟の不審な行動の理由も老人が解明してくれる。

意外な展開にドキドキハラハラの連続で、とても楽しく読む事ができた。
姿を消した・・老人と再会は出来るんだろうか・・それは犬の嗅覚が知っている。

そのときは彼によろしく・・・市川拓司・・P414 小学館

以前読んだ恋愛写真を書いた方の作品。「いま、会いに行きます」も書かれ、どちらも映画化されている。

この作品も5月には映画化、公開されるそう。
なぜ読み出したか・・・。映画化すると分ったのは1通のメール。市のHPにエキストラ登録のサイトがリンクされている。市内で撮影があった時に要請があればエキストラとして出演のチャンスがあるという。ならば「やってみたい」と末っ子が言い出して登録していた。
この映画の病院での撮影を市内の総合病院でするそうで、5人のエキストラを募集していた。その映画が、この「そのときは彼によろしく」長澤まさみさんが主演されるそう。
なら・・どんな話なんだろう?と興味が沸いてお借りした。
残念ながら・・子役は4~8歳・・末っ子11歳、今回はダメなよう。

現在と過去が同時進行して話が進んでいく。
なぜか仲良しとなった13歳、遠山智史・五十嵐祐司そして花梨、「リビング」と称した・・ゴミ捨て場の横で時を過ごす。それはなんとも不思議な関係、不思議な日々。

そして今大人と成長していった智史の話から始まる。夢だったアクアプランツ(水草)のお店を持つ・・そこに1人の綺麗な女性がバイトに雇って欲しいと現れる。モデルで女優でもある森川鈴音、週7日、住み込みでの条件を飲んでもらって採用される。

新しい智史の生活が始まるが・・「この女性知っている」と一目見たとき感じた事が、現実に。

現在と過去を上手くつないで話が進んでいく。
そこには、智史の老いた父親も加わって。

花梨は祐司は?「そのときは彼によろしく」の言葉は誰に?
時折親の愛情の深さに感動して、ちょっと不思議な世界に悩みつつ、
最後まで読み終えた。ハッピーエンドだった事が嬉しい。

さて・・これがどう映画化されるのだろう?楽しみでもある。

嘘・・・藤堂志津子・・P396 幻冬社

一度お借りして、期限内に読みきれず再度予約をして挑戦。それをすっかり忘れていて、読み始めたら「あれ?読んだ事あるな・・」と思いつつ進めていって思い出した。
どうも・・最近、どなたに教えて頂いたんだろう?何を見て、予約を入れたんだろう・・と頭をひねる事がある。これはかなりまずいです。

この本も予約を入れたのだから・・どこかで教えて頂いたのだろうけれど・・忘れてます(+_+)

要約すれば・・・以前実際に聞いた事がある、レンタル家族の話。
今はそういう事は商売として成り立っているのかな?この手の話は、洋物でも読んだ事がある。家族や親族が少なくて、冠婚葬祭などに、親族を装ってもらう。または、何かこじれそうな時、恋愛の相手になってもらうなど・・・。

そんな中の1人玉貴によって話が展開されていく。ある時は孫に、ある時は恋人に、お化粧で若くも老けても見える玉貴にはうってつけの仕事でもあった。順調に進んでいるかに見えたある日・・それを逆手に取る依頼者が現れて・・騙されていく。

なんともやりきれない・・話かもしれない。

嘘・・・藤堂志津子・・P396 幻冬社

一度お借りして、期限内に読みきれず再度予約をして挑戦。それをすっかり忘れていて、読み始めたら「あれ?読んだ事あるな・・」と思いつつ進めていって思い出した。
どうも・・最近、どなたに教えて頂いたんだろう?何を見て、予約を入れたんだろう・・と頭をひねる事がある。これはかなりまずいです。

この本も予約を入れたのだから・・どこかで教えて頂いたのだろうけれど・・忘れてます(+_+)

要約すれば・・・以前実際に聞いた事がある、レンタル家族の話。
今はそういう事は商売として成り立っているのかな?この手の話は、洋物でも読んだ事がある。家族や親族が少なくて、冠婚葬祭などに、親族を装ってもらう。または、何かこじれそうな時、恋愛の相手になってもらうなど・・・。

そんな中の1人玉貴によって話が展開されていく。ある時は孫に、ある時は恋人に、お化粧で若くも老けても見える玉貴にはうってつけの仕事でもあった。順調に進んでいるかに見えたある日・・それを逆手に取る依頼者が現れて・・騙されていく。

なんともやりきれない・・話かもしれない。
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