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けい

  • Author:けい
  • 読書が大好き。
    今年は何ページ読めるか、挑戦です。

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かばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!・・・島田洋七・・P201 徳間文庫

「かばい」すごいと言う言葉らしい。
2001年「佐賀のかばいばあちゃん」と言う本を小さな出版社から刊行したところ、メディアに取り上げられて、2004年に徳間文庫から改めて文庫本が出版されて、その後、多くの反響があり、「2冊目は?」と望まれて2005年2冊目が徳間文庫に書き下ろしと言う形で実現したそう。

漫才コンビのB&Bの島田洋七さん、本名徳永昭広さん8歳から中学を卒業されるまで、故郷の広島を離れて、子育てが1段落していた佐賀の母方の祖母に預けられる事になる。洋七の父親は原爆症で早く亡くなり、母親と兄と暮らしていたが、居酒屋を経営していた母親のお店に夜出掛けてしまう事が歳が上がるうちに増えて、戦後の夜の街は物騒だと言う事で預けられる事となった。

「生きていることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ」をモットーに掃除婦として働き、長男は大学まで、5人中3人の娘さんを高校まで出した。昭和30年代、食べる事に事欠く極貧生活を強いられる中で、末っ子の事故の為知的障害者となってしまったアラタ君との3人の生活。

今の時代では想像も出来ない日々だったけれど、いつも明るく前向きに、そして多くの方から好かれていたかばいばあちゃん、最後に載せてある、花束を抱えているかばいばあちゃんは笑顔がとても素敵な可愛いおばあちゃん。

ふと先日読んだリリー・フランキーさんの「東京タワー」でのオカンとダブってしまったところもあった。貧しいけれど、その中で工夫して、皆から愛される不思議な魅力を持つ女性、憧れを感じてしまった。恵まれた今を生きている自分だけれど、ついつい上ばかり見てしまい、不満だらけの日々、心の貧しさを感じてしまった。
多くの大事な事を洋七さんの思い出を通して教えて頂けた気がする。
1冊目も読んでみたい。
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グットバイ・マミー・・・ケニー野村・・P204 新潮社

副題「母・野村沙知代の真実」
野村沙知代さんの前のご主人(故人)との間に生まれた次男が書いたいわゆる暴露本。
読みやすそうだったので、ボランティアの空いた時間に2日かけて読んだ。

「明けない夜はない」「終わらない道はない」これがケニー野村氏を支える言葉である。

一時世間を騒がせた、学歴詐称、脱税・・色々あった事を次男としての立場から真実として書いている。

よその家庭をどうこうと批評する気はない。
ただ・・血がつながったはずの家族がこうなってしまうのかと思うと、かなりせつない思いでいっぱいになる。

家族として何が一番大事なんだろう?反面教師としては勉強になる。
失意の中でアメリカに帰り・・やがて自殺してしまったケニーの父親がとてもかわいそうだ。
画面から見える監督からは考えられない弱さ、
異様なまでに地位と名誉、お金にこだわる彼女。
何がそこまでさせてしまうのだろう。
何度かTVで放送された色々な事が思い出される。

決して読んですっきりする本ではない。
ただ、母親からの愛情に欠けていたケニー氏が、今幸せな家庭を築いている事が救いかもしれない。

いろは・・・海部希有子・・P237 T・I・S

いろは 心で染めし 色
いろは なくとも 歩むべき
いろは に見えた 君の夢

男女の友情は成り立つか?彼女が妊娠したらその時彼氏は・・
同性の友情はどこまで続くか、女性は出産した事で変わるか?

色々なテーマが見えてくる。
重たい話が続いていくが、やがて希望も。

自分には過ぎてしまった時代、
そんな時代を生きてる人達がちょっと羨ましくも思える。

冬桜・・・藤原緋沙子・・P298 廣済堂文庫

カテゴリーを追加。いくつか直さなくはならない本がある。
一度読み始めると、江戸物はなかなか面白い、宮部さんもそうだし、この藤原緋沙子さんの隅田川御用帳シリーズもとても面白かった。

隅田川御用帳シリーズ第6弾。図書館には残念ながら文庫としては。今まで読んでいた「雁の宿」「花の闇」の3冊だけしか蔵書がなくて残念。新書でもう一冊長編時代小説があるようだ。

前2作同様、素浪人塙十四郎と橘屋の女将お登勢が、様々な事件を解決して、縁切りの来た女性達を安心した生活に送り返す。
2つの顔を持つ女性が当時は多かったのだろうか?悲しい位いとおしくかじる女性が登場してくる。

晴れて事件が解決し・・・そんなときにふと思う塙十四郎が愛した雪之の事、生き写しかと思う野江の出現だったが・・・
橘屋の女将お登勢と、もしかしてと思わせる最後に頬が緩んでくる。

秋の猫・・・藤堂志津子・・P238 集英社

「秋の猫」はじめ5つの短編から構成されている。
それぞれが猫や犬を通しての出来事。
彼と合わなくなって数ヶ月、2匹の目に猫の躾にお手上げ・・もうだめ・と思った時、彼から連絡が入る。アドバイスを受けて、でも・・この恋の終わりも同時に訪れる。

犬の為に5000万円の慰謝料を請求しつつ・・・どんでん返し?

飼った犬が病弱な為家計を圧迫・・・でも絶対治したいと、半ば意地?・・
そんな時に出会う一人の男性。


そんなちょっと現実離れ?でも犬や猫ちゃんが好きな方には、楽しいストーリーかもしれない。有り得ないかもしれないし、もしかしたら・・・
そんなホンワカした話も盛り込まれている。

グッド・ラック・・・アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・ベス・・P117 ポプラ社

この本も次男から借りた。

ある晴れたの午後、セントラルパークのお気に入りのベンチに座る64歳になるマックス。隣の同年輩の男が座ってきた。良く見ると、10歳で突然お別れをする事となった幼馴染だった。それぞれの近況を教えあうが、貧しさの中から這い上がって成功を収めたマックス。祖父の莫大な遺産が転がりこんできて、父の代までは調子が良かったが、時代に乗れずに今は破産して他人から食べ物を貰う生活となったジム。

何が成功と破産と分けたのか、マックスがジムにある話を聞かせる。
ストンとシドという2人の騎士のした事について・・・その間・間に感慨深い格言が載せてある。
「幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておく事。だがチャンスを得るには、運も偶然もない。それはいつでもそこにあるものだから」

きっとジムはこれから幸運をつかむ事が出来るのだろう。

ほうずきの詩・・・詩・画 白鳥美津子 BOC

ボランティアの空いた時間に書棚にあった詩画集を読んだ。
「輝きの季節」「神様からの贈り物」「母の祈り」の3つのテーマに分けられている。

今の季節にぴったりだった素敵な詩「桜の樹が 季節に贈れぬように 一時も休まず 生命懸けで つけた花ばな」
そうして、今年も素敵な桜の花が愛でられる思うと、いとおしくさえ感じる。

神様の贈り物は、植物、生き物の素晴らしさを詠っている。
それぞれに、役目があって、成長していくもの達に感謝をしなくてと改めて思う。

母の祈りは、母として、母の娘としての思いを綴っている。
鉛筆画でしょうか、繊細な筆遣いも見事で、詩を一層引き立てている。
時には、静かに詩を詠むのもいいなと思うひと時だった。

ほうずきの詩・・・詩・画 白鳥美津子 BOC

ボランティアの空いた時間に書棚にあった詩画集を読んだ。
「輝きの季節」「神様からの贈り物」「母の祈り」の3つのテーマに分けられている。

今の季節にぴったりだった素敵な詩「桜の樹が 季節に贈れぬように 一時も休まず 生命懸けで つけた花ばな」
そうして、今年も素敵な桜の花が愛でられる思うと、いとおしくさえ感じる。

神様の贈り物は、植物、生き物の素晴らしさを詠っている。
それぞれに、役目があって、成長していくもの達に感謝をしなくてと改めて思う。

母の祈りは、母として、母の娘としての思いを綴っている。
鉛筆画でしょうか、繊細な筆遣いも見事で、詩を一層引き立てている。
時には、静かに詩を詠むのもいいなと思うひと時だった。

天国で君に逢えたら・・・飯島夏樹・・P188 新潮社

次男が1昨年の誕生日のプレゼントに選んだ1冊、お借りした本が終わってしまい借りた。どこで仕入れるのか?話題になる本を色々知っている。(私が知らなすぎるようだが)帯には各メディアが絶賛、話題沸騰、サッカー中田英寿推薦etc・・ちょっとドキドキしながら開いた。

いきなり始まる、手紙、癌を宣告された事、色々不倫をしていた事を妻宛に謝る文章・・・なんだろう・・

それはがんセンターではじめた、患者さんから聞いた事を手紙にする、手紙代筆業「手紙屋Heaven」での精神科医野々上純一医師によるものだった。そこまでに至る過程が綴られている。山あり谷あり、美容師から精神科医に転身して、義理の祖父の尽力で探し当てたヨットをばらして病院の空きスペースに作り直し、エントランスは開放しての船出。

初めの手紙は末期癌の患者が妻宛に書いてもらった物だった。
順調な航海に見えた「手紙屋Heaven」も色々と壁にあたってしまうが、周りに支えられ航海が続く。様々な患者さんそして家族の心の癒しとなって。

そこに届いた1通の分厚いアメリカからの手紙・・・
初めに送られた手紙を受け取った妻からの感謝と患者さんの様子が書かれていた。
段々衰弱していく夫を見守る家族の温かさ、本人が生きた証を残そうとする壮絶な体験・・もう涙なしには読めない、ここで帯の意味が分かった。「天国でまた逢えるね・・・」

著者は8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウインドサーファーだったが、肝細胞癌の診断を受け、肝移植の為すべてを引き払ってグアムから日本に移住。移植に適さないと分かり、うつ病とパニック障害を併発。克服後、体調が悪化し余命宣告を受けたあと、執筆活動に生きがいを見出した中での作品。

壮絶な闘いの中で生まれた作品だけにかなり迫る物があった。

・・・2005年2月28日深夜、ハワイ・ホノルルで逝去、38歳。
続編となる「神様がくれた涙」最期まで綴り続けた命の記録「ガンに生かされて」が出版されているそう。
(TVでドキュメンタリーとして取り上げられたそう)奥様飯島寛子さんのインタビュー

木曜組曲・・・恩田陸・・P243 徳間書店

まず先に・・・
第2回本屋さんが売りたい本no.1は恩田陸さんの「夜のピクニック」でしたが、今回の第3回本屋さんが売りたい本no.1は3月7日に感想を書いた、リリー・フランキーさんの「東京タワー・・オカンとボクと、時々、オトン」が選ばれました。おめでとうございます。


さて、本題。

「木曜日」この曜日を中心として話が進んでいく。木曜日の前の日・木曜日の朝・木曜日の次の日等々、話が切り替わる時につけてある。

4年前の木曜日の午後それは起こった。小説家重松時子の住む、通称「うぐいす館」に時子の親戚の子達が4人毎年訪ねて来る。時子の才能をみいだし育て上げ、やがては時子の身の回りの世話、財産の管理までするようになった編集者であるえい子が料理を作って、4人を迎える。その中で起きた時子の服毒自殺。

4年後の木曜日、またそれぞれの思いを胸に集まった、尚美・静子・つかさ、静子の母の妹の娘で唯一時子と血のつながりのない絵里子。
そこに届いた「重松時子さんの家に集う皆様に・・・皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のために花束を捧げます」と言うカードをともに届いた花束が、自殺から他殺を感じさせ、えい子を交えた5人の真相推理が始まる。

思いがけない、方向に話が向いていき・・最後は少し驚く。

後で調べたら映画化されていたそうだ。映画では恩田さんも納得したラストの真相が大胆に変えられているそう。

長い長い殺人・・・宮部みゆき・・P317 光文社

小説宝石に1989年12月から1992年2月号まで掲載された「財布シリーズ」を加筆修正して1冊にまとめられ出版。

「刑事の財布」「少年の財布」「探偵の財布」etc・・と1章ずつに付けられた題名。初めて触れる、財布から見た持ち主、周りの様子を描いているちょっと変わった手法の作品。

持ち主の一番身近にある財布が、見てきた、感じてきた事が綴られて、やがてそれぞれの財布の持ち主が1つの事件につながっていく。財布の中には事件につながる物が入れられるときもあるし、財布自体が人から人に渡っていく事もある。

最後は思いがけない人物の登場によって、4人も犠牲となった事件の真犯人が浮かんでくる。そして犠牲になった叔母を犠牲になる前に一番心配していた(甥)少年が突然姿を消して、刑事の勘で探し出し、刑事・探偵によって慰めを受ける。それを見守る「刑事の財布」「少年の財布」「探偵の財布」達。

ふと、乱雑な自分の財布が私をどう見てるんだろう?と思うと苦笑してしまった。

ターシャの家・・・ターシャ・テューダー 写真リチャード・W・ブラウン P131 メディアファクトリー

Keiさんのブログで教えて頂いたターシャの写真集第2弾。

以前見たターシャの庭(3月7日)同様に、温かさのこもった写真が沢山紹介されている。ターシャの家の外観、家の中、納屋、大事にしている色々な物、飼っている生き物達、手作りのドレス、息子さんテスさん(家具職人)によるテーブル、野鳥の餌台など、どれもターシャが愛着をもっているもの。古きよき時代をこよなく愛し、様々な手作りをされて、絵本も描かれる感性の豊かなターシャはとても魅力的な女性。でも決してその生活を真似をする事が出来ない気がする。ターシャだから、味があるし、それにふさわしいその家の住人なのだと感じる。ターシャを支える息子さん、お嫁さん、お孫さんの優しさもさりげなく触れている。

18世紀の工法で作られた「古く見える新しい家」、初めは電気もない生活だったが、電気が通じる事も想定されていて、現に便利な物には適わないと、電気コンロも、冷蔵庫も後で入れてある。無理はせず、古さを大事にしつつも良さを取り入れている柔軟さがまた素晴らしいと思う。
90才でこの本と庭が日本語版で出版された。昨年の暮れには「ターシャのスケッチブック」も刊行されている。

笑う茶碗・・・南伸坊・・P199 筑摩書房

misakiさんのブログで紹介されていて、「南伸坊さん、懐かしい~」お薦めを受けて、お借りした。

装丁、挿絵もすべて南伸坊さんによるもので、表紙にはちゃぶ台のお団子を前にお茶をすするご夫婦の姿がとても微笑ましく描かれている。

その絵の様子通り、素敵な夫婦のお茶のみ話?奥様を「ツマ」・「ツマ・文子」と表現している所がなんとも言えず、味わいがある。

銀婚式を1年前に控えたとは思えないほどの、楽しい2人のやり取りがちょっと羨ましくもあったり。

『月刊日本橋』に連載された中から48編選んで、加筆修正された。「ツマへの感謝」の手紙として書いていたようだと後で感じたそうだ。南伸坊さん・奥様の暖かさ、優しさが沢山詰まった1冊。

蒲生邸事件・・・宮部みゆき・・P678 文春文庫

日本SF大賞受賞作品。

時間旅行・タイムトリップ・タイムトラベラー・ワープ、それを軸にして書かれている。
宮部さんお得意の少年が主役として出てくる。大学受験に失敗して、以前受験の時に使ったホテルを、今度は予備校の受験の為にまた利用している時に起こった出来事。

2月26日・・・その日、少年は尾崎孝史、ホテルの部屋のテレビのオフタイマーをかけて「2・26事件」の特集を観ていた。孝史にとってあまり興味のない話ではあったが・・・時間が来てTVは消えてそのまま眠りに。
ふと人の気配で目が覚めると、何か慌しい。部屋を出て非常口のドアノブを触ると熱さに火傷をしてしまい・・部屋に戻ろうとすると、エレベーターのドアが吹き飛び、火事の猛威が迫ってくる。もうだめだ!と思った瞬間、急に様子が変わってしまい、雪の中に落ちていく。

昭和11年2月25日の夜だった。数時間後に始まる2・26事件、泊まっていたホテルは事件が起きる近くだった。

孝史を火事から救い出し、一緒にタイムトリップした平田と名乗る人物は、何度かしていたそれで、かなりの体力を消耗し・・限界に近かった。
ついた所はホテルのロビーに飾ってあった蒲生大将邸、2・26事件で自決した人物の邸宅だった。

やがて銃声が聞こえて、自決・・・・ところがその銃が見つからない。自決?他殺?歴史が変わってしまうのだろうか・・・


長編でくじけそうになる。出掛けた電車の中で、あちこちで同じ本を読み続けているので、子供から「まだ読んでるの?」と呆れられてしまうほど。

段々話が見えてくる。そして表紙に描かれていた割烹着姿の女性も分かってきた。現代になった時、孝史は浅草の雷門前で会う約束をして別れを告げる。その日は割烹着姿のふきの誕生日、偶然末っ子の誕生日でもある4月20日。再会は叶うのか・・・
歴史は変えられたか・・・色々と深い話だった。

長い話、2・26事件も一度は覚えた事があったが、改めて内容を確認、色々覚えた事を思い出したりと勉強にもなったが・・・かなり疲れた。
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