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けい

  • Author:けい
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ペギー・スー 魔法をかけられた動物園・・・セルジュ・ブリュロ・・P263 角川書店

シリーズ4作目、3作目でシリーズ終了のはずだったそうだが、ペギーファンからの熱いラブコールが沢山寄せられて、続編として書かれたそう。ファンの思いがあればどんどん続きを書いていきたいと著者は意気込みを持って書かれると言う。

ペギーはおばちゃんのケイティーと青い犬、砂になってしまっている恋人のセバスチャンとのんびりと休暇を楽しむために湖畔の町「アクアリア」に出掛ける。途中で止まったホテルでは蛇口から蛇が出てきたり、買った絵葉書は少し書き始めれば、後は魔法で続きを的確に書いてくれるはずが、思ってもいない事が綴られてしまう。

「見えざる者」たちを作り出していた機械を破壊したにもかかわらず、今度はETによる地球侵略に立ち向かう事になる。

必死に考え立ち向かうペギー、それを支えるケイティーおばちゃん、セバスチャン、青い犬、その町で出会ったマルティナと消防士のお父さん。
ペギーと仲間達の勇敢な闘いの様子が、時にはハラハラ、ドキドキと描かれていく。

フランスの沢山の子達を虜にした作品・・期待にこたえて5作目に続く。

花の闇 隅田川御用帳・・・藤原緋沙子・・P315 廣済堂文庫

「雁の宿」に続く第2作。

前作に引き続き、素浪人塙十四郎と橘屋の女将お登勢が、愛憎に渦巻く闇の中の事件を人情深さと、鋭い刀捌きで見事に解決していく。

勧善懲悪の世界は読んでいて気持ちがいいが、これでやっと幸せが訪れる、と言うところで、武家の妻としてのけじめとして自害していく様子は、時代とはいえ切なくなる。

4つの事件からなる今回の御用帳、3作目の「蛍籠」も楽しみ。

花の闇 隅田川御用帳・・・藤原緋沙子・・P315 廣済堂文庫

「雁の宿」に続く第2作。

前作に引き続き、素浪人塙十四郎と橘屋の女将お登勢が、愛憎に渦巻く闇の中の事件を人情深さと、鋭い刀捌きで見事に解決していく。

勧善懲悪の世界は読んでいて気持ちがいいが、これでやっと幸せが訪れる、と言うところで、武家の妻としてのけじめとして自害していく様子は、時代とはいえ切なくなる。

4つの事件からなる今回の御用帳、3作目の「蛍籠」も楽しみ。

Q&A・・・恩田陸・・P309 幻冬舎

Q&A・・なんだろう?と興味をひかれた題名。

全編にわたって、それぞれの会話形式で話が進んでいく。
質問して答える、そういう繰り返しの中で、事件が起きた事、事件の真相?、それを取り巻く色々な人達の、苦悩や思い、段々本筋が見えてきて、多分殺人が起こっただろうと推測されたり。

とあるショッピングセンターで起こった、原因不明のパニックで、入り口にお客さんが殺到して、折り重なるような状態で多くの死傷者が出てしまった事件?事故?
群集心理をうまく使った実験にされてしまったと言う、一節が出てくる。現実にも、誰かが流した噂で紙不足を心配され、多くの人がトイレットペーパーや色々なものが売切れてしまう事態がかつて起こった。
大人数が集まるショッピングセンターで、誰かが「火事だ!」持っている袋をつぶして液体が流れ出し「毒ガスが流れてる!」と叫ぶ事で、パニックに陥る事も有り得る気がする。
そう思うと怖い思いがする話だっし、常に有り得ない事と思わずに心して、冷静に対処出来るような状態にいなくてはと強く感じた。

世界でたったひとりの子・・・アレックス・シアラー・P425 竹書房

訳者はいつもの金原瑞人さん。SF小説で図書館新刊コーナーで見つけた。とても綺麗だから初めに読めたかな?

時代が過ぎて、歳を取らない薬が開発されて、人々は100歳を超えてもまだ、薬を飲み始めた頃から変わらない。
そのためか、体に変調をきたし、出生率がどんどん減って、街から本当の子供がどんどん減っていく。一見子供に見える子達も、永遠に子供にならないPP(ピーターパン・)の治療を受けて、実際ははるかに歳を重ねている。これは違法だけれど、子供に恵まれない夫婦には擬似子供を体験する事が出来て喜ばれる。

タリンは本当の子供、賭けで勝ったディートに貰われて、子供のいない家に行っては擬似親子を体験させられている。決して喜んでする事ではなく、まるで貸し出されるペットのように。自由を持つ事が出来ない、なぜならそれによって大金を稼ぎ出せるので、誘拐しようと多くの大人が狙っているから。ディートはあくまでもお金が目的でタリンを育て?様々な手段を使ってはタリンを振り回す。

「はるか遠くに緑の土地がある。いつの日か、あの場所に行こう」
この言葉がいつも頭にある、自分の親も生まれたところも分からない、でもこの言葉が頭から離れない。

現実から抜け出したい、いつまでも子供でいるのは嫌、大人になりたい。このタリンの思いは叶うのか。

憂鬱な思いで読み進めていたが、意外な結末にホッとさせられる。不老長寿、不老不死・・・人間は自然が一番、そう強く思えた1冊だった。

我らが隣人の犯罪・・・宮部みゆき・・P229 文芸春秋

TOPの我らが隣人の犯罪は昭和62年「オール読物」推理小説新人賞受賞。
他4つの短編から構成されている。

隣人の犯罪・・ちょっと重たい話かなと思ったら、宮部さんお得意の少年三田村誠中学1年生が登場、叔父さんと2人で、引っ越した先の隣から聞こえててくる、けたたましいほどの犬の鳴き声を解決すべく方法を考える。昔流行った白いスピッツ、鳴き声がうるさいと最近は人気がなくなってしまった犬。

誘拐をする方法を考えるが思いがけないものを見つけてしまう。病弱だった妹が意外な事を知っていて、それを通して健康を取り戻す事が出来た上、2つの犯罪を暴く事に。一時はだまされた・・うるさい事への慰謝料を取りはぐってしまったと残念がったが・・・素晴らしいものを手に入れる。さて・・・お金に換わるだろうか?

他4篇もどんでん返しのミステリー。

逆転法廷・・・和久峻三・・P439 祥伝社

初めての作家の作品に挑戦。

神戸の国立病院で発生したと思われるペストによって、患者・看護師・警察官・様々な病院にかかわったの39人の命が奪われる。その犯人として逮捕裁かれる事となった浜谷医師。

その裁判の様子が描かれている。浜谷医師はアルジェのパスツール研究所で細菌学を修めた医師であったが、事件前、その地でペストの予防接種を受けている、看護師矢倉温子が内科病棟の共同炊事室に置かれている飲料用タンクに何かを入れていたという証言が決めてとなり、取り調べによって自白、2度目の家宅捜索でペスト菌が入っていたと思われる容器も冷蔵庫から見つかり逮捕裁判となった。

そこからは弁護士と検事との攻防戦が始まる。
自白の信憑性が的となり、裁判長、陪審員中でも判決が揺れる。
やがて下された審判は・・・

どんでん返しのどんでん返し、浜谷医師、矢倉看護師の翻弄される形となった弁護士の努力は一見報われたようにも見えたが、真相は浜谷医師、矢倉看護師しか知りえない・・・。

裁判は駆け引きなのか?正しい審判を下される事が多いのだろうけれど、冤罪も存在する。
あってはならないことが、現実に起こりうると言う事を示しているのか。かなり難解な話だったが・・真実を知った時・・裁判すべて、そして亡くなった39名もの人達が哀れでならない。
何が私自身に残ったか?・・・人が犯す恐ろしさのような気がする。

ターシャの庭・・・ターシャ・テューダー・・P143 メディアファクトリー

表紙はターシャが庭で花の手入れをしている写真。その脇で愛犬のコーギが元気に走っている。

1915年アメリカ・ボストン生まれ。
56歳の時にバーモント州の山奥に18世紀風の農家に家を建てて
現在もそこで一人暮らし。
絵本も書かれる。

広大な庭には沢山の花が咲き乱れ、菜園も作っている。
タイムスリップしてしまったかのような、お花に囲まれた写真は
とても趣があって素晴らしい。
毎年、球根も沢山植えて、種も沢山蒔くそうだ。
今も庭はどんどん変化をしているそう。

犬、ネコ、小鳥、ヤギなどを飼っている。
その子達も写真に花を添える。
花と生き物、ターシャの優しさ、温かさが伝わる。
90歳過ぎた今、バラの専門家のなりたいとの事。
いつまでも素敵な夢を持ち続けて、
花に囲まれた、素敵な生活を送っていただけるようにと願う。

髪の長い少女は誰なのだろう?
幼い日のターシャをイメージしているのか。
まるで妖精のような愛くるしい少女が印象的。

ラストコンサート・・・ルイジ・コッツィ他4人・・P225 竹書房文庫

1976年に映画化された公開された映画「ラストコンサート」のシナリオを元に新たに創作を加えた本である。映画の前に小説版として出たものは絶版となっていて、その本とは少し異なっているそう。

クラシック映画の未DVD化リストから見つけられ、2004年にDVD化されるにあたって、訳者である清水節氏がいくつかの作品をも思い浮かべつつ創作を加えて、本書を書き上げたそうだ。

リチャード・・20世紀末を代表するピアニストにして作曲家。英国生まれの彼は音楽の世界で成功を求めて、ロンドンからパリへ渡り、名声を得る為にニューヨークに進出してきた。そしてこれ以上は望めないような成功を手に入れ、80才にまもなくなろうとしている。
でも何か常に満ちたれない思いでいた。

ある日取材の申し込みを受けた時持ち出された「ステラに捧げるコンチェルト」、取材を申し込んだフランソワーズの恋人のピアニスト・アントワーヌがピアニストを志すきっかけとなった曲だった。
それを知ったリチャードはやっと30年前を語りだす。

出掛けた先で怪我をして治療を待っている時に出会ったステラ。医者はステラにだまされて父親として彼女の病状をリチャードに話すことになる。命の期限が付く悲しい病・・
そんな出会いから始まった2人、孤独を愛するリチャード、天真爛漫なステラ、接点がないような2人だったが、いつしかリチャードが彼女の不思議な魅力に惹かれていく。

一時流行った純愛ドラマと称される事もあるそうだが、歳の差を越えた素晴らしい結びつきは、純愛ドラマを越えた感動があった。
リチャードの仕事を得る為に、病を押して笑顔で支えるステラがとてもいとおしい。その中で生まれた「ステラに捧げるコンチェルト」、そしてそれを発表するコンサートを開く事が出来る。ステラは幸せだった。だが、リハーサルの時に姿を消してしまうステラ・・・「なぜ?」・・自分の最期を悟ったステラは身を引こうとした行為だった。
やっと見つけたステラは舞台の袖で、リチャードが奏でるピアノを聞きながら・・・

せつなさが溢れるストーリーだけれど、ステラの満面の笑みがいつも目の前にあるような感じがするほど、可愛いステラ。

30年の時を経て封印されていた「ステラに捧げるコンチェルト」が演奏される、それを指揮するリチャード。リチャードにとっての最終章でもあった。
一度、ステラの笑顔に会ってみたい。

東京タワー・・・リリー・フランキー・・P449 扶桑社

副題「オカンとボクと、時々、オトン」

友人にすごくいいから読んでみてと教えてもらった。初めは外国の方?と思ったけど、普段はかなり違う路線で頑張っている方と言うことが少し分かった。
プロフィールに、文章家・小説家・コラムニスト・絵本作家・イラストレーター・アートディレクター・デザイナー・作詞作曲家・構成演出家・・・俳優として主役を演じた事も。

ほぼ同年代を過ごしているリリーさんと、お母さんとの温かいやり取りが心を打つ。先日見たTVである歌手が「この本読んだら、無性に実家に帰りたくなった」と話されていた。男性にとっては余計に心に響く事があるのだろう。

複雑な家庭の中にあっても、常にボクには優しく、温かく接してくれたオカン、オトンがどうもはっきりしない存在で、女の細腕で様々な仕事をして家庭を支え、ボクが欲しいともう物を、何事もないように与えてくれたオカン。
それを当たり前のように受けたいたボク。

ふっとそれを気づいた時、ボクの心が変わる。
ボクだけではなく、ボクの周りの沢山の人々にも同じように接してくれたオカンの優しさがどこを読んでも温かさ溢れ、こちらまで嬉しくなる。同じ母親として見習わなくてはならないなと読みながら感じる。

そして、気がついた僕はオカンを東京に呼び寄せて2人の暮らしを始める。いつまでも子供扱いしているところが、オカンの可愛いところかもしれない。
病の床もあっても「仕事を遅らせちゃいけない、迷惑をかけちゃいけない」気丈な思いが時にはせつない。

こんなオカンに育てられたボクは幸せものだと思う。
そしてオカンも沢山の人から愛され、苦しい生活ながら、知人、姉妹、従兄弟に支えられ、オトンとは上手くいかなかったけれど、素晴らしい生涯を送れたと事だろう。

東京タワーは憧れだった、世の中を見渡す事が出来る。何時かオカンと登ろうと言う夢は叶わなかったけど、位牌と共にやっと展望台に上がる事が出来た。

どこに行っても、美味しいものを食べても「オカンを連れて行きたかった」「オカンに食べさせてあげたかった」オカンの愛情を沢山受けて育ったボクは優しい気持ちを素直に綴ってくれる。

東京タワーの窓からずーっと遠くを眺めている、首にかけた小さなバックから顔を覗かせているオカンも同じ所を眺めている。「オカン。今日は天気がいいで、良かったね」オカンとボクの深いつながりは永遠に続いていく。そんな親子になれたら・・・前歌手が言っていた気持ちも分かった気がした。

博士の愛した数式・・・小川洋子・・P253 新潮社

第一回本屋さんが売りたい本No.1に選ばれた本でもあり、最近映画化されて話題になった。

HPでのお仲間も読まれてとても良かった、よく理解するには映画より本のほうがいいかもしれないと言う事で、予約して読むことが出来た。

映画で博士が寺尾聰さんが演じていると知り、本を読んでいる中でも寺尾さん・家政婦役の深津絵里さんが頭の中で演じてくれる。義姉の浅丘ルリ子さんだけはイメージが違っていたが、本の中で多分「N」とされるのがその義姉だとしたら、とてもいい配役だと感じる。

交通事故の後遺症によって、記憶が80分しか残らない、元大学教授、9番目となる新しい家政婦(以下私)は息子と親しみを込めて「博士」と呼んだ。忘れないように、毎日きちんと着ている背広に沢山のメモをつけて。《私の記憶は80分しかもたない》これが一番大切。そして私を知る為に「新しい家政婦さん」と似顔絵。

そこで一方的に、数字、特に素数の美しさを力説する博士。それで他の家政婦は音をあげてしまったようだが、私は根気くよく付き合い・・・やがて息子がいることが分かると「子供を一人で待たせるのは良くない」と放課後、夕食と一緒に過ごすようになる。博士の背広のメモの「新しい家政婦さん」に「の息子10歳 √」が加わる。
精一杯√ルート(息子の髪型が似ているので博士が命名)を可愛がる博士が逆にとてもいとおしく感じられる。ルートは父親がいない上、母親は仕事で抱擁される事があまりなかった。博士の優しさに満ち溢れている抱擁はルートにも嬉しく、見ている私もルート以上に嬉しいものだった。

すべての文章から、博士への私とルートの優しさがあふれて、温かい気持ちになれる。けれど素敵な3人の関係が素晴らしくも時にはせつない。
やがて・・・

博士に可愛がられ、プロ野球の様々なデーターの取り方を教えてもらったルートは、成長してやがて、数学の先生の資格を得て、それを博士に伝え、博士が最高の祝福を贈るところで話は終わる。

読み終わっても、いつまでも余韻に浸っていたい、そんな優しさが溢れている素晴らしいストーリーだった。
中高生にも薦めたい一冊。もっと若い時に出会う事が出来たら、数学嫌いの自分が変わっていたかもしれない。
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