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けい

  • Author:けい
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大川わたり・・・山本一力・・P300

まるで時代劇を見ているような、最後は見事な結末。途中は冷や冷やの連続だったが、気持ちの良い、いわゆる江戸商人の粋と言うのか、気持ち良く読み終えた。

天涯孤独の銀次は腕の良い大工。稼ぎは良くてもそれを共に喜んでくれる事もなく、博打にはまってしまう。賭場の思い通りにはまり二十両の借金を作ってしまい、賭場の親分猪之介から「賭場を仕切るか、二十両まとめて返すまで深川から出るか」を問われる。

腕利きの大工銀次は、立ち直りを誓い、「大川(現隅田川)」を渡って住み慣れた深川をあとにする。

知り合いの町道場で心根を新たにし、呉服屋千代屋の手代となった。しっかり親分からは監視の目として人が送られている。

親分の銀次への扱いが面白くない子分の新三郎、同じ手代の与ノ助も銀次が好意を抱いている女中おやすと仲が良く見えるのが面白くなく、何かと銀次が悪くなるよう仕向けるが上手くいかない。やがて、与ノ助は新三郎と出会うことになり、賭場で借金を作る。そして芸妓だった藤村柳花も巻き込んで、銀次を窮地に追い詰める策を考え実行される。

その後の展開は親分猪之介と道場主正之介、千代屋の旦那太兵衛の見事なまでの大芝居がかなりの迫力で展開していく。勧善懲悪の世界は気持ちがいい。

ふっと出て来る、夏の冷水売りのおじさんが、季節が変わり汁粉屋として登場するが、それがなんともまた粋が感じられて和ませてくれる1節でもある。
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大川わたり・・・山本一力・・P300

まるで時代劇を見ているような、最後は見事な結末。途中は冷や冷やの連続だったが、気持ちの良い、いわゆる江戸商人の粋と言うのか、気持ち良く読み終えた。

天涯孤独の銀次は腕の良い大工。稼ぎは良くてもそれを共に喜んでくれる事もなく、博打にはまってしまう。賭場の思い通りにはまり二十両の借金を作ってしまい、賭場の親分猪之介から「賭場を仕切るか、二十両まとめて返すまで深川から出るか」を問われる。

腕利きの大工銀次は、立ち直りを誓い、「大川(現隅田川)」を渡って住み慣れた深川をあとにする。

知り合いの町道場で心根を新たにし、呉服屋千代屋の手代となった。しっかり親分からは監視の目として人が送られている。

親分の銀次への扱いが面白くない子分の新三郎、同じ手代の与ノ助も銀次が好意を抱いている女中おやすと仲が良く見えるのが面白くなく、何かと銀次が悪くなるよう仕向けるが上手くいかない。やがて、与ノ助は新三郎と出会うことになり、賭場で借金を作る。そして芸妓だった藤村柳花も巻き込んで、銀次を窮地に追い詰める策を考え実行される。

その後の展開は親分猪之介と道場主正之介、千代屋の旦那太兵衛の見事なまでの大芝居がかなりの迫力で展開していく。勧善懲悪の世界は気持ちがいい。

ふっと出て来る、夏の冷水売りのおじさんが、季節が変わり汁粉屋として登場するが、それがなんともまた粋が感じられて和ませてくれる1節でもある。

地上最強の商人・・・オグ・マンディーノ・・P427

以前読んだオグ・マンディーノの初執筆作品。

見つけた本は実践編も合わせているので300番台、経営の場所に置いてあった。茶色に金の文字、成功の秘訣が書かれているのにはふさわしい気もするが、家族はかなりビックリしていたし、見つけたときも驚いた。

アラブの商人として成功を収めたエフィドは歳を取って、莫大な財産の整理を始める。利益の半分は貧しい人に分け与えて、残りは忠実に仕えたエスラムスに与えると言って、誰も入る事を禁じていた部屋に招き入れる。色々華々しい事が噂されていた部屋だったがそこには、エフィドが大切にしていた1つの箱があるだけだった。そこには成功の秘訣ともなる事が書かれている大切な巻物が入っていた。これを受け取る事が出来る人物が現れる事をずっと待っていた。

少年時代彼はラクダの世話係だったが、商人になりたい野望があった。沢山仕えている主人のように儲けて、半分は貧しいものに分け与え、富と成功を手にし、偉大な商人となりたかった。そして見初めた今は不釣合いな娘と結婚を模するために。
主人から一枚のローブを貧乏な街ベツレヘムで売ってくるように言われて・・・

『もし、成功しようとする決意がかたければ、失敗で挫けてしまうことは決してない』

ついにエフィドは巻物を手に入れ成功を収める。そして今は次に託すのにふさわしい者を探す。

巻物は10巻、それぞれに繰り返される言葉がある。
・今日、私は新しい人生を始める。
・今日この日を、私は、心からの愛をもって迎える。
・私は、成功するまで頑張り続ける。
・私は、宇宙最大の奇跡である。
・私は、今日が人生最後の日であることを心得て生きる。
・今日、私は、自分の感情の主人になる。
・私は、世間を見て笑う。
・今日、私は自分の価値を百倍にする。
・私は、今、ただちに行動する。
・私は導きを求めて祈る。商人として祈る。
商人としての成功の秘訣であると同時に生きていく上での大事な道しるべを示してもらえたような気がする。

奇跡とも言える中で次に渡す相手が見つかる結末は衝撃的だった。

日本ではオグ・マンディーノ氏の企画による「成功の記録」(フローチャート方式)の実践編も合わせて出版されている。45週で行う実践、1週毎に添えられる著名人の言葉もとても印象深い。
「人びとが、あなたの様な人間になり、あなたの様な人生を生きれれば、この世は神の楽園となる・・・そんな人間になりなさい、そして、そのような人生をおくりなさい」フィリップス・ブルックス

栄光一途(いっと)・・・雫井脩介・・P364

著者のデビュー作・・第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作品。

前回のオリンピックでもドーピング疑惑でメダル剥奪が何度かあった。何とかして頂点に立つ為に、なぜしてはいけない道に進んでしまうのだろうと不思議でならなかった。今の技術をすればあらゆる薬物が検出されるのになぜあえて・・。ところがこの本を読んで、ドーピングについて少し考えが変わった。

色々な意味で選手は追い詰められる。そこで手をつい出してしまう薬物。でもそれを巧みに売りさばこうとする人物が存在する。体内でも体のある状態から禁止にはなっていなくても「脳内麻薬」が形成されると言う、それはランナーズハイ現象(マラソンランナーが走り続けているうち、苦しさ・辛さを超えて、ある種の快感を覚える状態)の起因物質になる。

柔道界でそのドーピング疑惑が起きる。男子81キロ級の中の誰か。その選手を割り出しオリンピック選手と選出しない為に依頼を受ける主人公かつて世界選手権で優勝した角田篠子。
そして次々と通り魔暴行事件を起すシンジ。陸上選手のドーピング事件などに名前の出てくる曰くつきのジムを経営する花塚、そしてジムに納入する業者である井波と不審な人物が登場する。
ある日ジムで井波がバーベルの下敷きとなった状態で死亡という事件が起きる。

柔道界のドーピング疑惑が色々な方向に膨らんでいく。
何かをつかみかけた篠子は窮地に陥ったり・・・・・
後半は目まぐるしく内容が変わっていく。意外な展開にかなり読み応えがあった。

ハッピーバースデー・・・青木和雄・吉富多美・・P256

表紙はブルーに白いこぶしの花が咲いている、とても綺麗な装丁。
でも、このこぶしの花には大事な意味が込められていた。

次男が夏休みの宿題に感動した本を紹介すると言うものがあった。
この本を知ったきっかけは聞いていないが、「この本!」と決めて探して買い求めた。
それを「読む?」と貸してくれた。

この本が出る前には児童書として『ハッピーバースディ 命かがやく瞬間(とき)』として1997年に刊行された。アニメ版も出ている。
この児童書を読んだ子供達が是非、大人達にも読んで欲しいという要望が多く寄せられ、大幅に加筆・修正されて刊行された。
多くの方に読まれ感動の涙を流された。もちろん私も。

人間の心のもろさ、一度受けた心の傷の深さ、それがいつの間にか、違う相手に向けられる事の残酷さ。
決して憎くてされた事ではなくても、自分が必要としていた時期にポツンと取り残された事が深い傷となり残り、その時起きた事が(姉の死に目に家族が会えなかったようにしてしまった罪悪感と、それについていつ非難されるかと思う恐怖)いつまでもつきまとい、そのはけ口として可愛いはずの娘への言葉の虐待となる。

その為に娘主人公あすかは我慢をするたびに喉元をつまみ傷になり、やがて言葉まで失ってしまう。

何かにつけて、母親から優遇され、ちやほやされた兄直人も時々妹に毒づくが、妹の異変に気付き、手を差し伸べる所は意外だった。

あすかの担任の橋本先生と2人の味方を持てた事で、あすかは家を離れて祖父母の家に行く事になる。
接してくれる言葉、態度、優しく見つめる眼差し、全てがあすかを優しく包んで、少しずつ壊れかけた心を溶かしてくれる。

そこで偶然目にした母静代の日記。そこに母の辛さを見つけた。母も孤独と闘い、耐えていたのだった。そして自分の誕生の木を持たない事への嫉妬もあった。

祖父母の愛情で言葉を取り戻したあすかは、勇敢にも新しい学校で起きたいじめを無くし、大事な友も得ることが出来る。

職場の上司から、静江の今の状態を見透かされ、上司が拭い去れていない、あすかと同じ過去をぶつけられる。

そして、両親からの謝罪、静江の木こぶしが来年は綺麗に咲くよと聞かされ・・・

子育てに関心もなく、自分の親の目、自分の立場ばかり気にしていた父裕治も静江の祖父からの最後の手紙を受け取り、心を入れ替える。

祖父と橋本先生が企画してくれた最高のあすかにとっての晴れ舞台。
1人いない寂しさは私も同じだったけど、でも最高の贈り物。
「あすか、ハッピーバースデイ!」

十二番目の天使・・・オグ・マンディーノ・・263

人間の弱さ、強さ、優しさ、色々な面を改めて感じさせてくれた本。

主人公ジョン・ハーディングは、事業で大成功を収めて、故郷に凱旋して多くの祝福を浴びる。人生において最も輝いている時でもあった。

その幸せが一気に崩れていった。最愛の妻と息子を事故失うという悲劇によって。
もう生きる術を持てなくなったジョンは神に許しを乞うように叫んで、引き金を引こうとしたその時、1人の天使が消し去ろうとした命を救ってくれた。幼馴染のビル・ウェスト、一時は病の為に瀕死の状態にあったと聞かされた、親友との再会だった。

そして、近隣の人達の暖かさが魂の抜けかかったジョンを少しずつ立ち直らせていく。

やがて、ビルからの誘いでもあったリトルリーグの監督として采配を振るうところまで回復していく。そこで出会う、彼にとっての十二番目の天使。亡くした息子リックに瓜二つ、その上に何か引かれるもの感じる。
ティモシー・ノーブル、貧しさの為身につけているものはどれも使い古したもの、野球のセンスも全くなくて、散々な有様。
でも彼の口から出る「毎日、毎日、あらゆる面で、自分はよくなっている!」「絶対、絶対・・・・あきらめるな!」の言葉はやがてチームの合言葉、そして球場に集まる観客の合言葉になっていく。

やがて、優勝決定戦の試合で・・・

薄々ジョンが感じていた、ティモシーの体調が、皆に勇気付けられ、仕事に復帰し起動に乗ってきた時にティモシーの主治医から告白される。
辛い宣告ではあったけれど、彼はジョンにとって本当の天使、十二番目の天使だった。いまや彼がジョンを支えてくれていると言っても言い過ぎではないほど。

辛い内容が心を刺すけれど、でもオグの表現の素晴らしさか、これからの希望も与えてくれる。
人の言葉、行動、思いがどれだけ相手を感動させて、勇気を与え、人生の転換に大いに役立つか、沢山の事を教えてくれた1冊だった。

そんな存在になる事は容易くないけれど、でも少しでも少しでも近づく事が出来れば、自分にとっても有意義なことだと思う。決してやろうとしてやれることではなく、心から思う、自然とあふれてくる事が大事だと思う。日々の自分の生活を省みて、何かを変えて行く事で近づく事が出来るのだろうか。気負わず、進んで行こう、そうも教えてくれた素晴らしさを感じ、静かに読み終えた。

はぐれ牡丹・・・山本一力・・P254

図書館で教えて頂いた本を見つけたのでお借りした。

江戸物は宮部みゆきさんのシリーズでもとても好きなジャンル。
若干似ている感じがした。

主人公一之はなかなかの女性。行動、言葉全てに江戸っ子を感じて小気味良く話が進んでいく。
偶然一之が見つけた一分金が、ある大きな贋金事件発覚の糸口となっていく。

突然さらわれたおさよの救出と合わせて、ドキドキハラハラさせられる。江戸の人々の人情の厚さが随所に描かれ、テーマは重たかったが、楽しく読む事が出来た。

きっと飛べると信じてた・・・オグ・マンディーノ・・P232

海の上にたくさんの白い雲が浮かんでいる、そこに1人の男の子が両手を広げて飛んでいる、それが表紙の本。
そこから連想する自分の思いと、本との内容はかなり違うものではあるし、「きっと飛べると信じてた」と題名から受ける印象ともかなり違っていた。

著者の戦時中の一部は自伝とも言える部分もあるそうだし、成功を収めていく事についても一部は自伝でもあるようだ。ただオグ自身はかなりどん底の生活を経験した後、成功を収め、主人公ルーク・ガーディナーは与えられた指針を元に成功して行く。

それが戦時中、海軍パイロットとしての訓練を受けている途中の休暇で泊まった宿の女主人、ウィニーから誕生日のプレゼントとしてもらった「成功の種子」。
ルークはウィニーが爆撃で亡くしたひとり息子ダーナにうり二つだった。そんな不思議な出会いから、段々と心が通い始め、お互い信頼しあい、ウィニーから様々な成功のためのセミナーを受けるようになる。ウィニーから語られる言葉一つ一つには奥の深いものがあり、私自分自身も今後人生を歩んでいく上での参考にもなった。

いよいよ、ルークにパイロットとして大事な任務が言い渡される。かなりの危険を伴う任務なので、はらはらして読み進めた。「きっと飛べると信じてた」のタイトルがどうしても悪い方に感じさせられてしまう。が作戦は無事成功する。

時が流れ・・・成功を収めたルークは、ある日とあるTVに出演する事となると同時に収録のその日、ウィニーの消息を知る事となる。何度も手紙を出しても返事が来なかった理由が。

家族以外には話す事のなかった「成功の種子」について、ウィニーについて、与えられた9分をとっくに超えて語り続け、聞き手であるワーナー女史も熱心に耳を傾ける。

その後そのワーナー女史から思いがけない真実を伝えらる。

「成功の種子」は決して難しい事が書かれているのではなく、今日という1日をいかに大切に生きていくか、いかに貴重な日と捉えるか。当然と言えば当然の事かもしれないが、どうしても先の心配までしてしまう事が多い。聖書には「明日の心配は明日がする」と書かれている。「その成功の種子」一つ一つを日々新たに心に留める事がやがて成功に導かれて行くのだろう。これから人生を切り開いていく若い方、今頑張っている社会人、そして息子達にも伝えていけたらと思う。

ボーイズ・ドリーム・・・アレックス・シアラー・・P195

テリーとウィルモルトは1つ違いの兄弟、事あるごとに激しい技の掛け合いになる。
ジャパニーズ・バーン、チャイニーズ・バーン、アイルランド式キック、ノルウェー式キックetc・・・。
テリーが世界各国のひねり技、ウィルモルトは国際色豊かな、すね蹴りでやり返すという闘いを繰り広げる。

ウィルモルトは有名になる事に一番憧れていた。ある日見つけた「世界記録事典」を見て何か新記録を樹立出来ないかと考える。
テリーに勧められた事は、訳が分からない内に失敗。
ある日ふと思いついたのが「フライドポテトを5分間でいくら食べられるか」テリーのアドバイスでトレーニングを素直に始めるが・・・
友人の一言でテリーのたくらみに気づき逆襲を。

何とかスポンサーと取材の地方新聞社を見つけるが・・・またもやテリーにはめられしまい、
テリーがヒーローとしてもてはやされる。

何とか新記録樹立出来ないかと、日々失敗の繰り返しにほとほと困ったママの機転で、
ついにウィルモルトに栄光の瞬間が!?

中高生向きなのか、微笑ましく読むことが出来た。
ティーンエイジャーとなって、一段とテリーの悪知恵がさえる続編も出版されているそう。

幻色江戸ごよみ・・・宮部みゆき・・P305

何冊読んでも、著者の江戸ものは心を惹かれ、今回も楽しく読み進めることが出来た。

笑いあり涙あり、貧しい中でも精一杯暮らす長屋の人達、生活の為に奉公に出る子供達の奉公先での暮らし、見初められて、悩みつつも幸せをつかむ、ちょっと心が暖かくなる話、子供の病のための、年に一度神無月に泥棒を働く、筋は通っていても、ちょっとせつない話など12の話で構成されている。

その後は・・・と言うところで終わっているものは、どうなっただろうと考えるし、幸せをつかむと言う事で終わる話はまた違った思いになる。
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