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けい

  • Author:けい
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がんばらない・・・鎌田 實・・P285

NHKラジオの「私の本棚」のコーナーで以前朗読された本。いつかは読んで見たいなと思っていたら、偶然見つける事が出来た。

現諏訪中央病院院長の赤字に苦しむ病院を地域医療に力を入れつつ、再建していく過程を描いている。
医療機器も整わず、地域のお荷物的存在だった病院、勤めている職員も恥ずかしくて人には言えない程の「ごくつぶし」とまで言われていた病院に招かれて勤務する。各地から優秀な医者が集まり、足りない医療機器を腕でカバーして困難な手術を成功させても、「薬はなるべく出さない・注射は極力減らす(当時は風邪でも注射をした頃で筆者は後遺症の医療公害闘争に関っていた)」との方針のもとではどんどん患者は減っていく。

ある事を通して地域に密着した医療を目指す事になり、心のこもった医療によって病院が再建されていく。

ターミナルケア(終末医療)をどこで受けるか、患者・家族の意向を汲む事で穏やかな最期を迎える事が出来ている事はとても素晴らしい。緩和ケア(ホスピス)で微力ながらボランティアとして活動している私にとっても学ぶ事が多かったし、「癌」と言うものを受容していくプロセスもミーティングで学んだ事を再確認出来た。得る物が多い一冊だった。
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わたしの心に眠れ・・・アンドリュー・ジュリー・・P201

お借りしてる物が終わってしまったので、本棚を見渡して選んだ。昭和47年刊行140円の角川文庫。自分で買ったのかな?読み直しても記憶に残っていなかった。

周りに反対を押し切ってインディアンの娘と結婚したやぎ飼い。ある朝気が付くと妻は胸に出来た腫瘍が破裂して亡くなっていた。自分の出身地に埋葬しようと決死の覚悟で峠をいくつも越える。故郷がそれを歓迎する事はなかった。様々な事を通して初めて本当に大切な事を悟る。
<眠れ。安らかに。眠れ。わたしの心に眠れ>

The End of the World・・・那須正幹・・P141

表題と3つの作品から構成されている。
「ズッコケ3人組」シーリーなど児童文学は知っていたが、小説のコーナーで名前を見つけ興味を持ちお借りした。

一話目は表題の物。言葉通りの世界の最後を1少年の目で綴っている。先日あったある国が核を持ったニュースの後なので、万が一の時を思うとゾクッとする内容だった。

残り3話もある少年の目を通して描かれている。
せつない思いがする話だった。

新しい自分に出会える「散歩」ノート・・・中山庸子・・P222

教えて頂いた著者のエッセイ。
『「夢ノート』のつくりかた』『なりたい自分に100の方法』など、生きていくうえでの息抜きになるような、ちょっとしたアドバイスが著者の体験をもとに構成されているようだ。

ちょっとだけ自分なりのルールを作って近くを散歩する。時には違う道を覗いたり、途中でちょっとオープンカフェでティータイム。
中山さんのお住まいが東京の青山と言う事でとてもお洒落な散歩になっている。これは現実と言うか、私の周りではそうそう叶う事ではないけれど、読んでいるだけでなんとなくお洒落な道が広がって行くように感じられるのは、エッセイストでもありイラストレーターでもある中山さんのイラストのおかげかのようだ。

自分自身歩いて出掛ける時、ちょっと周りを見ながら、違う角を曲がりながら進んで思いがけないもの、嬉しい物に出会う事もある。「散歩」だけは無理だけれど、気持ちは生かして進めたらと思う。

100万回生きたねこ・・・作・絵 佐野洋子・・P31

色々な方のHPで紹介されていた絵本。是非と予約を入れて手にした。

そうなんだと思った。自分自身として生きることで初めて涙を流す。そして普通の人生を全うする。初めて生きる喜びを得る事が出来たねこの最後は幸せだったのだろう。
短い中に凝縮された思いが胸をついた。

火車・・・宮部みゆき・・P355

お勧め頂いた本。
読み始め、いつも利用する電車が出てきた。本を読む時、身近な所が出てくる事がある。グッと身近に感じる事が出来て嬉しくなる。

怪我で公務を休んでいる刑事本間のもとに甥っ子から突然姿を消した婚約者を探してくれと依頼される。刑事としての知識を生かして探し始めるが意外な事に突き当たる。

どんどん謎が深まり、それと同時に引き込まれてしまう。
執念が実り謎が解けていくが、ギリギリで次の出来事を阻止できるか・・・。

作家のすごさを改めて感じる。次々現れる登場人物、様々な設定が出てくるものだと感心してしまう。

いちばん初めにあった海・・・加納朋子・・P259

濃いブルーの海の表紙に引き付けられて手にした。
一度読んだだけでは内容が読みきれなかった。一行の文章の意味がピンと来なくて、最後まで読んでも未消化だったのでもう一度読み返した。その一行の意味が分った事で内容がどんどんつながって行った。

主人公が自分の部屋で手にした「いちばん初めにあった海」この本が物語の中心になる。悲しい出来事で封印してしまった過去が本を見つけ、中から出て来た手紙の差出人を探す事で少しずつ蘇る。じっと見守ってくれていた友人の優しさも心に沁みた。

もう1話の「化石の樹」にも人間の意外なつながりが描かれていある。どちらも優しいミステリーだった

虹の家のアリス・・・加納朋子・・P315

螺旋階段のアリスの続編。
仁木探偵事務所の仁木順平と優秀な助手市村安梨沙が今回も依頼を次々解決していく。時にはほろりとする結末もあるし、身勝手な依頼もあるけれど、2人で解決していく様子は今回も小気味いい。もっともっと読んでみたいそんな思いがするほど楽しい本だった。

最後に「加納朋子論」が書かれていて、筆者による著者へのインタビューも載せられている。

いつも風を感じて・・・島田紳助・・P213

新刊のコーナーで見つけた。
最近ある事件で活動を自粛していて、最近TVに復活している。すでに5冊のエッセイを出しているそうだ。どんな事を書く方なのか興味を持った。

ヤンキーから漫才師、今は多くのレギュラー司会番組を持っている。成功の階段を登りつめて自信を持ったのだろうか。エッセイの一つ一つにそんな様子が伺える。毒舌もあるし、夢も描いている。その奥で自信たっぷりに笑っている姿があるように思われた。

盤上の敵・・・北村薫・・P301

チェスに見立ててストーリーが展開する。いくつかの話が進行して行くが、やがてそれは1つのストリーとなって完結する。
加害者が被害者になったり、不可解ないじめと内容的にはかなり重たいし、怖さもかんじるが、それの根底にあるのは夫の妻への優しさのようだ。

最後は残念ながらどうなったのか、読みきれなかった。主人公の思い通りになったとしても決してハッピーエンドではない気がした。

螺旋階段のアリス・・・加納朋子・・P271

お勧め頂いた一冊。

ある大手企業の『転職退職者支援制度』を利用して探偵会社を起こした仁木順平と、いつの間にか助手として手伝う事となった市村安梨沙の迷?コンビが探偵依頼をこなしていく。意外な才能を見せる安梨沙がとても可愛く描かれている。
「不思議な国のアリス」の話を上手く絡めていることもあり題名、章の題名にも現れている。

眩しく遠い存在になりつつある仁木の奥さんとの仲も、安梨沙を通してまた信頼しあえる仲に。ほのぼのとした思いが残った。

透明人間の納屋・・・島田荘司・・P327

かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランドの為の書き下ろしなので、漢字にみんなルビが打ってある。
軽い気持ちで読み始めた。お隣の印刷屋さんと仲よしの男の子、印刷屋の真鍋さんはヨウちゃんにいろいろな事を教えてくれるし、美味しい物もご馳走してくれる。でもそんな楽しい日々もあることがきっかけでそんな仲が崩れてしまう。

意外な結末は現在問題になっている北朝鮮に関係していたので正直驚いた。工作員・・・でも個人となれば人間を取り戻す事もあるんだと思う。拉致問題を改めて考えさせられる本でもあった。
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