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けい

  • Author:けい
  • 読書が大好き。
    今年は何ページ読めるか、挑戦です。

    荒らしのためコメントは承認後紹介させて頂きます。

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『WONDER』・・・ R・J・パラシオ著、中井はるの 翻訳・・P421 ほるぷ出版

あさイチで紹介された一冊。

オーガストはごく普通の男の子。
しかし、顔面に大きな障害を持って産まれたことにより、幼い時から様々な困難を強いられる。

オーガスト、姉のヴィア、姉の彼のジャスティン、友人だったミランダ、友人のサマー、ジャックが、それぞれ、その時の思いをつづっていく。

ごく普通の事がごく普通に出来ない。
それがただ容姿が違っているというだけで。
でも家族の愛と、普通に接してくれる数少ない友人、理解のある先生によって、普通クラスの学校で学ぶことができる。

聞きかじった内容とは違っていたけど、感動の一冊。
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ガラスのうさぎ・・・高木敏子・・P179 金の星社

図書館の入り口近くに、課題図書のコーナーがある。
前回出ようとした時に、ふと立ち止まって見ていたら、面白そうな本があったので、
次回借りようと後にした。
そして今回、楽しみ行ったら、なんとクリスマス仕様に変わっていて、移動してた・・・
あら、私の読みたかった本が見つからない、題名もうろ覚えだったし。

そこで目に付いたのが、数日前にラジオかテレビで耳にしていた「ガラスのうさぎ」
題名はなんとなく知っていたし、戦時中の事と言うのも知っていたけど、学生の頃も読むことはなかった。
映画やドラマ化もされてると、あとがきで知った。

著者高木敏子さんの体験記。
元々は、「私の戦争体験記」として亡くなった両親と妹2人の三十三回忌の時に配ったものだったそう。
それが、出版社に伝わり、ガラスのうさぎとして発刊されたそう。

辛い体験だったでしょう、でもそれを私達にわかりやすく表現されていて、一気に読んでしまった。
疎開1つにしても、3つの分け方があった事も知ったし、生きる事に必死な中で、
遠い親戚よりも近くの他人・・・心がほっとする場面も。
「ガラスのうさぎ」父親がガラス工場を経営していたので、空襲で焼けてしまった自宅から、半分溶けた状態で見つかった。
ガラスのうさぎを持ってたたずむ少女の像が、疎開先だった二宮町にあるそう。

つみきのいえ・・・絵・加藤久仁生 文・平田研也・・P41 白水社

2009年度・短編アニメ『つみきのいえ』(加藤久仁生監督)が米アカデミー賞受賞。
今回の米アカデミー賞を含む、国内外13の映画祭・映画賞で20冠を獲得した短編アニメーションの原作本であり今、世界が一番注目する絵本だそう。

アニメーションを少しだけTVで観た時は、勝手におじいさんの像を作っていた。
実際は全く違う、家族を愛し、家族が住んだ思い出の家を大切にする、心優しいおじいさんのお話。

家族との思い出を大事に、どんどん水に沈んでしまう家を上に上に建てて行き、そこで自給自足の生活をしている。
沢山のメッセージを持った作品だと感じる。

人形はこたつで推理する・・・我孫子武丸・・P299 講談社文庫

ネットのお仲間に頂いた本の中の1冊、初めて読んだ著者。
これは人形シリーズだそう。

腹話術師の朝永嘉夫は人形の鞠小路鞠夫と幼稚園などを回っている。
今回はめぐみ幼稚園、そこの幼稚園の先生、妹尾睦月と嘉夫との運命の出会い?
鞠夫は人形だけど、実は嘉夫のもう1つの人格・・それを見抜く睦月。

次々と起きる事件を嘉夫・睦月・鞠夫に小田切刑事を交えて、推理捜査していく。
ちょっと頼りなさそうな嘉夫と勝気な鞠夫、それぞれがうまくつりあって・・・

夏の庭・・・湯本香樹実・・209 新潮文庫

著者の第一作目。映画化舞台かもされ、また世界10カ国以上での刊行も決まり、日本児童文学者協会新人賞・米国バーチェルダー賞・ボストン・グローブー=ホーン・ブック賞受賞作品。

僕(木山)と少し太め目山下と、眼鏡をかけて少しだけ虚言癖のある(いない父親について)河辺の仲良し3人が経験する6年生の夏の出来事。

仲間の中で一番初めにお葬式に出た山下に興味津々の2人。人が死ぬと言う事を身近で経験がないので、どういうものだろう?と関心を持つ。そんな日、近くにお年寄りのおじいさんの体調がかなり悪いと聞いて、もしかして・・と意見がまとまり、おじいさんの様子を見守る事にした。塀から家の様子を伺ったり、出掛ける時は尾行まがい。

続けるうちになり・・魚屋の息子の山下が、「お弁当しかてべてない」おじいさんを気遣って自宅のお店のお刺身を失敬して届けたり、見つかりそうになり、慌てて「ゴミがすごいので捨てようかな?と思っていた」と言い訳を。そんなことが続く中でおじいさんに変化が表れる、手付かず、散らかったままの家の周りを片付け始まる、野菜も買うようになる・・やがて・・3人はおじいさんに認められて・・毎日通う仲となってしまう。そんな3人の心には初めのような思いは消えていた。

綺麗になった庭一面をお花いっぱいにしようと・・奮闘する3人。それに応えるように心を3人に開いてくれだしたおじいさん、それからの3人は読んでいてもほのぼのとすることを色々考えていく。

僕の母親の様子(お酒を飲んでしまう)事から・・段々変わっていく様子も織り交ぜてある。これはきっと息子の変化を感じ取ってなのかもしれない。

みんなで蒔いたコスモスは・・3人との今後は・・・
一気に読んでしまった。
胸にこみ上げるものがある・・こんな出会いがあったら子供達も成長していくだろう、それぞれの道を行く3人が頼もしく見えてくる。
夏の庭・・それは3人とおじいさんだけの秘密・・・

バカの壁・・養老孟司・・P204 新潮新書

今更ですが・・病院の本棚で見つけて読むことに。
かなり大胆なタイトルに始めて聞いたときはびっくりした。

現代の色々な場面での嘆き・・が書かれている気がする。
話せばわかるはありえない、知ろうとしない人にはどれだけ言っても無駄なこと。それぞれが自分勝手にしているから・・戦争、テロ、民族間の争い、宗教紛争がある・・・。

5年前アメリカで起きた同時多発テロ。イスラム原理主義(現在は誤解を避けるためイスラム過激派と言うことがある)の集団が起こしたことだ。
でも先日の新聞でイスラム教のとある指導者(上に立つ方)がイスラム教であんな教えはしていない、あってはならないことだ」と書かれていた。
それぞれが勝手に自分の尺度で物事を考えて実行する。そしてその考えに洗脳されるものも出てくる。

自分が壁を作ってしまっているのだろう。教授と言う立場で色々な学生のエピソードを披露してくれるが・・信じられない事が多い。何かがずれている・・そんな今なのかも知れない。
超バカの壁も出版されたそう。

世界でたったひとりの子・・・アレックス・シアラー・P425 竹書房

訳者はいつもの金原瑞人さん。SF小説で図書館新刊コーナーで見つけた。とても綺麗だから初めに読めたかな?

時代が過ぎて、歳を取らない薬が開発されて、人々は100歳を超えてもまだ、薬を飲み始めた頃から変わらない。
そのためか、体に変調をきたし、出生率がどんどん減って、街から本当の子供がどんどん減っていく。一見子供に見える子達も、永遠に子供にならないPP(ピーターパン・)の治療を受けて、実際ははるかに歳を重ねている。これは違法だけれど、子供に恵まれない夫婦には擬似子供を体験する事が出来て喜ばれる。

タリンは本当の子供、賭けで勝ったディートに貰われて、子供のいない家に行っては擬似親子を体験させられている。決して喜んでする事ではなく、まるで貸し出されるペットのように。自由を持つ事が出来ない、なぜならそれによって大金を稼ぎ出せるので、誘拐しようと多くの大人が狙っているから。ディートはあくまでもお金が目的でタリンを育て?様々な手段を使ってはタリンを振り回す。

「はるか遠くに緑の土地がある。いつの日か、あの場所に行こう」
この言葉がいつも頭にある、自分の親も生まれたところも分からない、でもこの言葉が頭から離れない。

現実から抜け出したい、いつまでも子供でいるのは嫌、大人になりたい。このタリンの思いは叶うのか。

憂鬱な思いで読み進めていたが、意外な結末にホッとさせられる。不老長寿、不老不死・・・人間は自然が一番、そう強く思えた1冊だった。

東京タワー・・・江國香織・・P295

読んでる本よ・・と掲示板で教えて頂いて、いつか読もうと思っていた。たまたま同名小説が話題となって、それではと2冊予約を入れた。

映画化されていると、読後知った。キャストを見ると、女性陣は合っているかな、でも19歳の透と耕二は違うかな?と思う。かなり本とはかけ離れた作品らしい。

私からするとどろどろとした世界、どんどん話は読み進むけれど、同じ19才の息子を持つ母親には厳しかった。「東京タワー」もあまり意味が感じられなかった。都内に行くと遠くから見えるとちょっと嬉しい。ライトアップも素敵・・・。でも、そんなそばで繰り広がられる、こんな世界、私は苦手、とてもキレイとは思えない恋愛話、離れていった彼女の思いの表現が唐突な感じがする。最後もなんとなくしまらず中途半端な感じがした。辛口だろうか?こんな青年がいつか父親になった時、子供にどんな顔をするんだろう?読後感もすっきりしなかった。

ななつのこものがたり・・・文・加納朋子 絵・菊池健・・P63

加納朋子さん最新作。
「ななつのこ」「魔法飛行」「スペース」と言う駒子シリーズでの駒子の愛読書「ななつのこ」、やがてその駒子が大人になって結婚して、はやてと言う男の子のお母さんになる。そして毎晩寝る前にはやてに話してあげる創作のお話。
主人公はやて君が色々体験する色々な話を息子に優しく語りかけていく。話の中で駒子とはでてこないけれど、過去に駒子シリーズを読んでいると回文と言う言葉で思い出させる。

各ページとても綺麗な、優しいタッチの絵が添えれれている。
以前読んだ、「ささら さや」「てるてるあした」の表紙と同じイラストレーターの作品。

お話に登場するあかねさんが(はやてが茜色の服を着ていた事から勝手にそう呼んでいる)はやてがであった不思議な話の謎を優しく解いてくれる。ワクワクとして読んだ駒子シリーズ、他の作品が思い出される。

コーラ・ベビー・・・長山淳哉・・P260

副題は「あるカミネ油症患者の半生」であとがきでは小説と書いてあるので、カテゴリーは小説にしたが、主人公となった、矢野トヨコさんと忠義さんの考えや記憶の基づいて書かれていてノンフィクションに近いと思う。

なんとなく記憶の中にあった「カミネ油症」と言う言葉、コーラベビーと言う言葉に引き寄せられるように、新刊コーナーで手に取りお借りしてきた。
「コーラ・ベービー」油症の患者からは『胎児性油症患児』と言われる普通の赤ちゃんより皮膚の色が濃い赤ちゃんが産まれ、そう呼ばれた。

カネミ油症は1968年頃から福岡県、長崎県を中心として西日本一帯で中毒患者が急増したライスオイルの食中毒事件だ。ニキビ様の吹き出物、目やに、皮膚の色素沈着、粘膜の色素沈着・・・など多くの症状があり、特にニキビ様の吹き出物は重症でその痛ましい外見からこの中毒を奇病と言わしめたそうだ。当時はPCBが原因とされていた。

読んで行くうちに、当時は考えも及ばなかった、ダイオキシンが原因と言う事が分かったきた。

住まいから20キロ弱の所にダイオキシンが大量に発生、地中にも沁み込んだであろうという、焼却場があった。厳重に鉄の壁で囲まれた煙突・施設が取り壊されたのは数年前。その後、因果関係ははっきりしないが、その近くに住んでいた知り合いが続けて3人、胃がんの為に亡くなった。それほどのものが、直接摂取する食品に大量に混入したと思うと恐ろしい。

同じ病に苦しみながら訴訟を起したが、それぞれの認定された原告の思いが同じでない事も、知る事が出来たし、患者に向けられる、「金目当ての裁判」と言う言葉は辛かった。
同じ認定患者同士の意思の疎通が上手くいかなかったり、行政の曖昧な態度、仮執行金の中からの弁護団の無断引き出し等、代表として働いていたトヨコには辛い日々の連続だった。読んでいてもそれぞれの思惑、考えの違いに唖然として言葉がなく、かなり辛い文章の連続だった。

それでも尚、力強く生きるトヨコ夫妻には心から応援したい。
自分自身、知らない事が多い事も知らされたし、知るべき事も多いと痛感させられた。
一度読んだだけでは、読みきれないし、感想を書くにあたっても中途半端なようで心苦しい。
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